「白」い食べもので健やかに
■シラス
イワシの稚魚で、4月から5月頃に水揚げされる「春シラス」は身がやわらかく、1年で最もおいしいと評判です。生シラス、釜揚げシラス、シラス干しなど多彩な種類がありますが、いずれも、たんぱく質やカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどが豊富に含まれています。ごはんにのせたり、お浸しなどに加えたり、幅広い料理にちょい足しできる手軽さも魅力です。成長期のお子さんや、骨粗しょう症を予防したい幅広い年代に食べてほしい食材です。
■豆腐
植物性たんぱく質と必須アミノ酸をバランスよく含み、カルシウムや鉄、マグネシウムなどのミネラルも豊富。女性ホルモンに似た働きがあるイソフラボン、アンチエイジング作用が注目されているポリアミンやサポニン、脂肪肝や動脈硬化の予防効果が期待されるレシチンなど、多くの機能性成分を含んでいます。「畑の肉」と称される大豆より豆腐の方が栄養の吸収率が良いのも大きな特徴です。
ほかに、毎日のように食べる「ごはん」も白い食べ物に当てはまります。春土用の戌の日は、「おかゆ」を食べてゆっくり過ごすのも食養生らしいですね。新年度が始まってから間もないタイミングに訪れる「春土用」を、縁起のよいパワーフードで元気に乗り切りましょう。
(野村ゆき)

