状況を変えてくれた母の言葉
彼に傷つけられ、義母にも追い詰められた私を救ってくれたのは、やはり母でした。本当に大切なものを失うかもしれないと危機感を抱いた私は、意を決して、これまでに起きた出来事をすべて母に打ち明けました。
すると、状況を察した母は、義両親に対して毅然とこう告げてくれたのです。
「結婚という形をとっていなくても、どうぞほかのご家庭と同じように関わってください。たとえ私たちが将来別れていようがいまいが、家同士の付き合い方は変わりませんから」
母の迷いのない言葉に、義母もようやく肩の力が抜けたようでした。
形に囚われず「目の前の人を大切にする」という正解にたどり着き、淀んでいた空気は一気に軽くなりました。一時は絶望した関係でしたが、母の強さに助けられ、私たちは無事に入籍の日を迎えることができたのです。
家族の形は千差万別です。かつてぶつかり合った義両親とも、今はお互いの違いを認めた上で穏やかに付き合えています。この出来事は、価値観の違う相手に対してどう振る舞うべきかを考えるきっかけになりました。もし将来、私自身が親や義親という立場になったときは、母がしてくれたように、形式や世間体ではなく「その人自身」を尊重できる大人でありたいと思っています。
著者:柴谷 もなか/30代女性。0歳と5歳の男の子と夫の4人暮らし。柴犬も一緒に暮らしています。医療系で働くワーママ。現在は育休中。趣味は赤ベコ集めで赤ベコのガチャガチャを見つけたら息子と一緒にやっています。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

