
新生活のスタートや歓送迎会シーズンと重なる春は、胃のトラブルが急増する季節。寒暖差によるストレスや暴飲暴食が重なり、「胃もたれ」「胃痛」「胸焼け」に悩む女性が増えています。そこで今回は、腸活×美肌ケアでも注目される消化器病専門医の工藤あきさんに、タイプ別の対処法と根本解決のヒントを教えていただきました。
胃の不調は3つのタイプに分かれる!
胃の不調といっても原因はひとつではありません。工藤さんによると、タイプ別に以下の3つに分けられるそうです。
●胃もたれタイプ
食後に胃が重くなってなかなか消化されないタイプ。食べ過ぎや脂っこい食事、早食いなどで消化器に負担がかかっている状態です。
●胃痛タイプ
キリキリとした痛みや違和感が続くタイプ。胃の知覚過敏が起きており、ストレスや寒暖差で悪化しやすい。カフェインや刺激物が症状を増幅させる場合も。
●胸焼けタイプ
みぞおちから喉にかけてムカムカしたり火照ったりするタイプ。胃酸が食道に逆流することで起こる。食後すぐ横になると悪化しやすい。
胃薬を飲んでいるのに効かないのはなぜ?
「胃酸を抑える」「粘膜を保護する」という作用の胃薬は、あくまで一時的な対処に過ぎません。根本の原因である「食生活の乱れ」「ストレス」「胃酸の逆流」が続く限り、すぐに再発してしまいます。また、胃酸分泌抑制剤(胃酸を抑える薬)の長期服用は、腸感染症リスクの上昇や栄養吸収の低下といった思わぬリスクも指摘されています。
大切なのは、“胃は対処するもの”ではなく“日々のケアで変えていけるもの”という考え方。自分のタイプを知り、食習慣や生活習慣を整えることが慢性的な不調の根本解決につながるのです。
