「フレイルの診断基準」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「フレイル」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
フレイルかどうか確認する方法はありますか?
木村 香菜 医師
フレイルはJ-CHS基準などを用いて評価されます。指輪っかテストや握力測定などの簡易チェックも目安になります。
フレイルの5つの評価項目は何でしょうか?
木村 香菜 医師
体重減少、疲労感、筋力低下、歩行速度低下、身体活動量低下の5項目です。
フレイルになりにくいBMIの基準はありますか?
木村 香菜 医師
高齢者ではBMI20~24程度が目安とされ、やせすぎはフレイルのリスクとなります。
親がフレイル予備軍かどうか診断してもらうには何科を受診したら良いですか?
木村 香菜 医師
まずはかかりつけ医や内科、老年内科への相談が適しています。
フレイルで寝たきりにならないためには何歳頃から予防すべきでしょうか?
木村 香菜 医師
50代頃から生活習慣を意識し、運動や栄養管理を行うことが望ましいです。メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防と管理を通じて、脳卒中、心臓病、腎臓病のリスクを減らし、または重症化を防ぐことが60歳~65歳以降のフレイルの予防につながります。
まとめ フレイルの診断基準は5項目ある!
フレイルは、「年齢のせい」と見過ごされがちですが、明確な診断基準に基づいて評価できる状態です。日本では、体重減少、疲労感、筋力低下、歩行速度の低下、身体活動量の低下という5項目からなる診断基準(J-CHS基準)が用いられています。
フレイルは放置すると、転倒や要介護、認知機能低下などにつながるリスクがありますが、診断基準を正しく理解し、早い段階で対策を始めることで進行を防ぐことが可能です。体重や活動量、歩行や筋力の変化に注意し、気になる点があれば医療機関へ相談することが、健康寿命を延ばす第一歩となります。

