今大事にしたいのは、わが家で過ごす私たちの幸せ
それから数か月。私は今も実家へ帰る気はありません。父とはまだ連絡のやり取りをしていますが、母からちゃんとした謝罪をするようにお願いをしています。
その謝罪があったら、また帰省も検討します。だけど、宿泊は近くのホテルにしようと思っていますし、頻度は下げるでしょう。 あの「ゴミ屋敷」という檻に、大切な家族を閉じ込めることは二度とありません。
母の出方次第では帰省は、今回の年末年始が最後になるのかもしれません。
孫を直接見せるのも、もう最後になるかもしれない…。 そう思うと、胸の奥が少しだけチクリと痛みます。
でも、私は「娘」である前に「母」であり「妻」です。 理不尽な身内を許してなあなあにするのが大人なのではなく、大切な人を理不尽から守り抜くことこそが、本当の強さだと気づきました。
今は、埃ひとつない清潔なリビングで、学人とみちるが笑い合っている。 この当たり前の幸せを、私は全力で守っていこうと思います。 私は私の家族と、新しくてきれいな道を歩いていきます。
あとがき:選ぶべきは、過去の絆より未来の平穏
血の繋がりがあるからといって、毒になる関係を維持し続ける必要はありません。可南子が選んだ「実家との距離」は、自分たちが健やかに生きるための聖域を作る作業です。最後の一節、埃ひとつないリビングで笑い合う家族の姿に、真の幸福が凝縮されています。親を捨てるのではなく、新しい家族を「拾い直す」。その強さを持った可南子の未来は、きっと誰にも邪魔されない光に満ちていることでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

