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【闘病】『乳がん』宣告と終わらない治療の日々… 一児の母が痛感した健康と備えの後悔

【闘病】『乳がん』宣告と終わらない治療の日々… 一児の母が痛感した健康と備えの後悔

ある日、右胸上部にしこりがあることに気付き、病院で検査を受けて乳がんが発覚した飛田さん。子育て中ということもあり、入院や金銭面での不安を抱えながら右胸の全摘出手術を決断したそうです。抗がん剤治療中の彼女に、これまでの歩みを聞きました。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2025年10月取材。

飛田さん

体験者プロフィール:
飛田照視さん

1982年生まれ、大阪府在住。一児の母。2025年4月、右胸上部にしこりがあることに気付き、翌月の5月に病院を受診。検査の結果、2025年6月に乳がんと診断される。7月に手術で右胸を全摘。8月より抗がん剤治療を開始し、現在も治療中。

右胸上部のしこりの正体は乳がんだった

右胸上部のしこりの正体は乳がんだった

編集部

飛田さんが病院にかかることになったきっかけを教えてください。

飛田さん

2025年4月ごろ、右側の鎖骨の少し下あたりにしこりがあることに気付き、「何だかコリコリするな。胸と鎖骨の間だし胸じゃないよね?」と思いながらインターネットで調べると、「動くしこりは良性だ」と書いてありました。しばらく放置していましたが、5月半ばになってやはり気になり、何もなければ安心だと思い受診しました。

編集部

乳がんと診断されるまでにどのような検査をしましたか?

飛田さん

受診時にしこりがあることを伝えると、すぐにマンモグラフィ検査を受け、先生にエコーで診てもらいました。すると、その場で先生に「悪性腫瘍の可能性が高く、すぐに細胞を取って精密検査に回します」と伝えられ、太めの注射器をしこりに直接刺して、細胞を取る検査をしてもらいました。バチンという大きな音が何度かして驚きましたが、麻酔をしていたので痛みはありませんでした。10日後に検査結果が出たところ、乳がんだったのです。

編集部

医師からは病気についてどのような説明がありましたか?

飛田さん

「ルミナールHER2タイプの乳がん(女性ホルモンの刺激と、HER2というタンパク質から出される刺激で、細胞が増えるタイプの乳がん)なので「手術、ホルモン剤、抗HER2薬(HER2を狙い撃ちする分子標的薬)、化学療法(抗がん剤)での治療になる」という説明を受けました。そして、「おそらくステージ1なので、頑張って治していきましょう」とも言われました。

編集部

病気が判明した時の心境を聞かせてください。

飛田さん

ポカンとした感じであまり実感はありませんでした。「子どもがまだ小さいので入院時はどうしようか?」ということと「お金がいっぱいかかるから、保険に入っておけばよかったな」という経済的な不安が大きかったですね。

治療中の後悔

治療中の後悔

編集部

どのような治療を受けましたか?

飛田さん

まず右胸の全摘手術を受けました。先生には「おそらくステージ1だから部分切除して、放射線治療と抗がん剤治療でいけると思う」と言われていたものの、今後の生活で右胸に痛みが出たり、違和感がある度に再発の不安を抱えたりすることが怖くて、全部取ってもらうようにお願いしました。手術の結果、幸いリンパまでは転移していませんでした。ただ、「ステージ2で顔つきが悪い(再発しやすく進行が早い)細胞だった」と伝えられ、術後1カ月から抗がん剤治療が始まったのです。私の場合、「エピルビシン(抗がん剤)+シクロフォスファミド(抗がん剤)4回、ドセタキセル(抗がん剤)+トラスツズマブ(抗HER2薬)+ペルツズマブ(抗HER2薬)4回、トラスツズマブ+ペルツズマブ14回を3週間ごとに投与する」とのことでした。ホルモン治療に関しては、「5年かかる」と伝えられました。

編集部

治療の中に後悔していることなどありますか?

飛田さん

抗がん剤治療で、さまざまな薬剤を注入するために胸の皮膚の下にCVポート(薬剤の投与や栄養補給を長期間、安全かつ確実に行うために、皮膚の下に埋め込む小さな医療機器)を埋め込みました。ただ、首やポート部分に違和感があり、思っていたより傷ができていることに気分が落ち込みました。しっかり事前の説明を聞いて、分からないことはもっと詳しく聞けばよかったと少し後悔しています。当初は、「簡単な手術」と聞いていたものの、部分麻酔での手術のため、「圧迫感があっても動いてはダメ」など制約が多く、とてもきつかったですね。ポートの埋め込みを考えている人は、納得がいくまで医師の説明を聞くことをおすすめします。

編集部

病気になって、つらかったことや大変だったことを教えてください。

飛田さん

まずは手術による右胸の全摘。次に抗がん剤治療による脱毛や体調不良などの不調です。あとは自分の体調不良が原因で夏の間、子どもをどこにも遊びに連れて行ってあげられなかったことが、何よりも悲しかったですね。

編集部

抗がん剤治療を続けている飛田さんにとっての心の支えは何ですか?

飛田さん

主人と子ども、そして友人たちが支えになっています。主人は家事を手伝ってくれますし、まだ小さい子どもは私をヨシヨシとなでてくれます。友人たちは、お金を集めて医療用帽子などをプレゼントしてくれて……本当にいろいろなことが励みになっています。

配信元: Medical DOC

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