場の空気を変えたとっさのひと言
私はA先生の隣に立ち、「設定はそのままで大丈夫。少しだけ貸してください」と声をかけました。そして、ハウリングを起こしているマイクから園児たちを離し、別のマイクを手に取って、あえてロボットのような調子で会場に話しかけたのです。
「カクニンシマス。コドモタチノドキドキガ、オオキクナッテイマス。ミキサーモ、ビックリシテイルヨウデス」
すると、会場からふっと笑いが起こりました。張り詰めていた空気がやわらぎ、園児たちの表情も少しずつ落ち着いていったのがわかりました。その流れのまま、私はA先生にマイクを差し出し、「A先生、この高性能な機材のご機嫌を直してあげてください」と声をかけました。
A先生はその言葉で落ち着きを取り戻したのか、ケーブルとマイクを確認し、機材を調整しました。するとノイズは収まり、発表会は無事に進行。結果的に、その日の発表会は大きな混乱もなく終わりました。
まとめ
ハプニングが起きたとき、正しさだけで押し切ろうとすると、かえって場が固くなることがあります。けれど、そのときその場にいた職員は、子どもたちを安心させ、会場の空気を整え、機材を担当していたA先生も立てながら乗り切っていました。若手の失敗を責めるのではなく、自然に笑いへ変えて場を収める。あのときの対応は、今思い出しても見事だったと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松本裕子/60代女性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

