「冷え症」のサインと病気の境界線
「冷え症」とは、人が寒さを感じない温度でも、手足などが冷えてつらいと感じる状態を指します。単なる体質と思われがちですが、放置すると肩こりや関節痛、不眠、便秘、下痢、膀胱(ぼうこう)炎などの症状が起こりやすくなります。
さらに、冷えの原因となる病気としては、「甲状腺機能低下症」や「貧血」、「膠原病(こうげんびょう)」、「閉塞性動脈硬化症」などが挙げられます。冷えのほかに、次の症状が同時に生じた場合は、医療機関を受診しましょう。
・疲れやすさが異常
・冷たい風で指先が紫色や白色になる
・どちらかの足が特に冷たい
・ふくらはぎの痛みで長く歩けない
基本的には内科や婦人科で診てもらえますが、冷えていないときでも手足に「しびれ」を感じる場合は整形外科を、急に「皮膚が白くなる」ようならレイノー現象(膠原病)の恐れがあるため、膠原病専門医のいる内科を受診しましょう。
「温まり体質」を作るのに役立つ6つの行動
せっかくの旅行を台無しにしないために、今日からできる「温活」のコツをご紹介します。次の6つの取り組みを実行してください。
【食事】
・朝食を抜かない
睡眠中に下がった体温と代謝を上げるために、朝食は必須です。体の内側から熱を生み出すスイッチを入れましょう。
・たんぱく質の摂取を意識する
たんぱく質は筋肉の材料となるだけではなく、食べたものを熱に変える力が最も高い栄養素です。体内に蓄えておくことができないため、毎食コツコツ取り入れましょう。肉や魚、大豆製品、卵などに多く含まれています。
・ビタミンEとビタミンB群を摂取する
血行を良くするナッツ類やカボチャ、エネルギー代謝をサポートする豚肉や玄米などを積極的に取り入れましょう。
【服装】
・「上半身より下半身に1枚多く」が鉄則
上半身よりも下半身を冷やさないことが基本です。移動中は薄手の腹巻きやレギンスを忍ばせましょう。
・「3つの首」を死守
太い血管が通る「首・手首・足首」を冷気から守るため、夏用のストールや羽織ものを常備しましょう。小まめに温度調節ができる「重ね着」がベストです。
【入浴】
・38〜40度に設定
末梢(まっしょう)の血管を拡張させて芯まで温まるために、ぬるめのお風呂で、胸の高さまでの半身浴がおすすめです。冬場の入浴は20分程度を、これから暑くなる時期は10分程度を目安にしましょう。脱衣所も暖かくして、入浴の前後で小まめな水分摂取も行いましょう。
