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いまこそ見直し&準備しておきたい防災用トイレのこと

いまこそ見直し&準備しておきたい防災用トイレのこと

自治体での対応は?

全国の自治体で災害時に使用できるマンホールトイレの設置も進み、国土交通省の資料によると、2024年度末現在、全国で49,310のマンホールトイレが管理されているとされていますが、その数は都道府県ごとにかなりの差があるのが現状です。

また、「避難所でトイレだけでも利用させてもらえばいい」と考えている人もいることが調査などでも明らかになっていますが、避難所に仮設トイレが設置されるまでには、数日かかることも珍しくなく、多くの人が使用することにより、衛生状態の悪化や、悪臭などの問題が発生してしまうことも少なくありません。また、避難所に避難せざるを得ない方が優先になるのは当然なので、自宅避難ができる場合は自宅でトイレ対策をとることが大切です。

その他、グッズいろいろ

わが家がキャンプデビューをした際、息子は3歳で暗くて汚いトイレには絶対に入りたがらなかったので(大人だって、嫌なのは同じですよね)、トイレが明るくてきれいかということをキャンプ場選びの基準の一つにしたぐらい。非常時で、トイレもままならないとなるとストレスが大きくなるのは火を見るよりも明らかです。便秘などで体調を崩してしまうこともあるし、ご高齢の方や小さいお子さんなど、急な環境変化で体調を崩しやすい方が家庭内にいる場合、非常トイレの備蓄などは、ぜひ、力を入れておきたいところです。

自宅にいれば、自宅のトイレで災害用トイレをつくることができますが、万が一使えない時のために、折り畳み式の簡易トイレセットも用意しています。写真は組み立てた状態です。シャワーや着替え用の背の高いポップアップテントも持っているので、組み合わせれば屋外でも使用できます

「いつも」と「もしも」をつなぐということを、防災の信条にしているわが家としては、非常時だけではなく、普段から使えるものも導入しておきたい。そんな思いからいろいろ探して数年前に出会ったのが、こちらの写真のパタットです。

パタッと薄くたためて、組み立ても簡単なパタット。折りたたんで袋に入れれば持ち歩きも簡単。わが家では一つは、息子のギター練習用の椅子としてリビングに置いていて、ほかに車のトランクにも二つ積んであります

普段は椅子として、アウトドアやいざという時には、座面部分を外して、ごみ箱や簡易トイレとしても使うことができる優れもの。わが家もパタットのそもそもの購入のきっかけは、90歳を超える高齢の義父とお散歩をするときに、疲れたら気軽にすぐ腰かけられるものがあればと思ったことでした。

道具類もどんどん進化しているので、ご自身の状況や家族構成に合うものを探しつつ、自分の知識や情報も日々アップデートしていけるといいですよね。経験者の方たちの「困りごと」から学んで、「もしも」の時にしっかり備えていきましょう。

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<執筆者プロフィル>
水野佳
保健師 / オートキャンプ歴9年
学生時代にはバックパックを担いでフィールドワークや旅に出かけ、バングラデシュでの井戸掘りなども経験。旅やアウトドアでの知識や経験を防災活動に繋げる。産業保健師として企業勤務時に、救命講習やBCPなどの企画・運営にも関わった経験も持つ。

配信元: 防災ニッポン