ニキビ跡の治療で知っておきたいこと
編集部
治療期間はどのくらいかかりますか?
今井先生
赤みや色素沈着は比較的短期間で変化が出やすい一方、クレーターは数カ月から年単位での計画になるケースもあります。肌の反応には個人差があり、1回ごとの変化は小さく見えても、回数を重ねて全体の印象が変わる場合もあります。無理のないペースで継続できる計画を立てれば、実現性は高まります。
編集部
クレーター治療は、長期的に考えるのが大事なのですね。
今井先生
とくにクレーター治療は1回で完結するものではなく、一定の期間と回数を重ねながら進めていく治療です。治療方針や経過を共有し、信頼できる医師と相談しながら進めていく必要があります。
編集部
ニキビ跡治療について、ほかに知っておいたほうがよいことはありますか?
今井先生
ニキビ跡治療は基本的に自費診療となります。治療法や回数、使用する機器や製剤によって費用は変わるため、事前に見積もりの内訳(何回で何を行う想定か)を含めて説明を受けるようにしてください。独自の治療法や治療システムを導入している医療機関もあるため、治療計画や治療内容を詳しく聞き、理解したうえで検討しましょう。
編集部
最後に、メディカルドック読者へのメッセージをお願いします。
今井先生
ニキビ跡は「赤み」「色素沈着」「クレーター」など、状態によって治療の考え方も大きく変わります。そのため、まず肌の状態を正しく評価し、どのタイプのニキビ跡なのかを見極める必要があります。適切な診断のうえで、レーザーや癒着解除、再生医療などを組み合わせながら段階的に改善を目指していきます。長期的な視点で治療を進めていきましょう。
編集部まとめ
ニキビ跡は「赤み」「色素沈着」「クレーター」で病態が異なり、同じ治療を行っても、同じ結果が得られるとは限りません。特にクレーターは真皮の損傷や瘢痕化、癒着が関与するため、再構築と癒着解除を軸に治療を設計する必要があります。段階的な治療であることを理解し、十分な説明を受けたうえで計画的に進めていきましょう。

