社長のひと言で報われた瞬間
ある日、本社から社長が部下を連れてやってきました。社内が少し慌ただしくなる中、社長は上司と何か話しているようでした。しばらくして、今度は私が社長に呼ばれました。緊張しながら向かうと、社長ははっきりとこう言ったのです。
「今回の人事は、あなたが昇進するべきでした。だから私の権限で、あなたに昇進の辞令を出します」
その言葉を聞いた瞬間、これまで胸の中にたまっていた悔しさや怒り、情けなさが一気にあふれそうになりました。あのとき感じた屈辱も涙も、社長のそのひと言でようやく報われた気がしたのです。
そばで見ていた上司やAさんの表情も、今でもなんとなく覚えています。しかし、それ以上に心に残っているのは、「ちゃんと見てくれている人はいるのだ」という安堵でした。
理不尽に思える出来事があっても、誠実に仕事を続けていれば、どこかで誰かが見ていてくれる。世の中は、自分が思っているほど捨てたものではないのかもしれない。そう心から思えた出来事でした。
まとめ
悔しくて、情けなくて、投げ出したくなるようなことが、仕事では起こるものです。それでも、きちんと向き合い、結果を積み重ねていれば、その努力が正当に評価される瞬間はあるのだと私は実感しました。あのときの経験は、最後にものを言うのは地道な積み重ねなのだと教えてくれた、忘れられない出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:岡ひろみ/60代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
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