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死刑囚の最期、なぜわからない?「国が情報を出さないなら自分がやる」国家の空白を埋める個人サイトの運営者

死刑囚の最期、なぜわからない?「国が情報を出さないなら自分がやる」国家の空白を埋める個人サイトの運営者

●突き当たる壁「日本には死刑の情報がない」

──仕事ではないのに、なぜそこまでできるのでしょうか。

単純に、わからないことを知りたいからです。死刑囚について調べていくと、必ず「情報がない」という壁にぶつかります。

だったら、自分で調べてやると。国が死刑に関する情報を出さないなら、自分たちで明らかにするしかないと思っています。

●1960年代以降、消えた死刑囚の姿

──調べて気づいたことは?

死刑囚をめぐる報道の変化です。1960年ごろまでは、新聞にも比較的詳しい情報が載っていました。1940年代には、広島刑務所の死刑囚へのインタビュー記事や、刑場の写真も掲載されています。

しかし、1963年の通達で、外部の人が死刑囚と手紙のやり取りをすることが制限されて以降、処刑や死刑囚の実態はほとんど表に出なくなりました。1960年代から80年代にかけては、いわば“暗黒時代”です。

文献には、終戦直後に減刑と引き換えに人体実験がおこなわれた可能性を示す記述や、統計上行方不明になっている受刑者の記録なども残されています。処刑日がGHQの資料と食い違っているケースもありました。

また、2010年までは暦年でまとめられていたデータが、2011年以降は年度ベースに変わるなど、不自然な点もあります。

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