先輩のさりげないやさしさ
恥ずかしい、情けない、消えてしまいたいーー。
さっきまで、そんな気持ちでいっぱいでした。けれど、先輩の言葉を聞いた途端、その苦しさが少しずつやわらいでいったのです。
生理のトラブルは、決して珍しいことではありません。とはいえ、いざ自分のこととなると、周囲に知られたくなくて、ひとりで抱え込んでしまうこともあります。あの日の私も、まさにそうでした。
それでも、困っていることに気づき、さりげなく手を差し伸べてくれる人がいる。あの出来事を通して、私は他人からのやさしさにどれだけ救われるかを知りました。今度は私も、声に出せずに困っている人に気づける人でありたい。そう思えた、大切な出来事です。
生理のトラブルは、多くの女性が経験したことがあると思います。恥ずかしいことでも、弱さでもないのだと、あの日の私は先輩の姿から教わりました。
先輩が見せてくれたような自然なやさしさや助け合いが、もっと当たり前になれば、救われる人はきっと増えるはずです。私もまた、あの日の先輩のように、そっと声をかけられる人でいたいと思っています。
著者:いとうみゆう/30代女性。2020年生まれの6歳の男の子、2024年生まれの2歳の女の子を子育て中のママ。看護師や保健師として医療機関や高齢者施設で勤務。自身の経験をもとに妊娠、出産、育児の体験談を執筆。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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