不意に言われた「無理」にママ友の表情が変わる
由美子ちゃんの動きが、ピタッと止まりました。彼女は顔をこれ以上ないほど真っ赤にし、女子高生たちの背中を、般若のような形相で睨みつけています。
でも、彼女たちに反論することはできませんでした。なぜなら、彼女たちはただの「通りすがりの第三者」であり、感じたことを口にしただけだったからです。
私はその光景を、少し離れた場所から見ていました。由美子ちゃんが受けた衝撃は計り知れません。自分が一番信じ、誇りに思っていた「手のかからない娘」が、赤の他人から「無理」だと切り捨てられたのです。
私は、由美子ちゃんの震える背中を見て、ふと思いました。
(ああ、これが彼女が私にずっと味合わせていた感情なんだ)
あとがき:鏡合わせの「無理」という断絶
物語が大きな転換点を迎えます。由美子ちゃんがこれまで無自覚に振りかざしてきた凶器が、全く同じ形で自分と愛娘に突き刺さった瞬間です。女子高生の言葉は残酷ですが、それは由美子ちゃん自身の写し鏡でもありました。自分が他人に味わわせていた「拒絶の痛み」を、守るべき我が子が受ける側になった時の絶望。皮肉な運命のいたずらが、彼女の価値観を根本から揺さぶる衝撃的な展開となりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

