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「神経伝導検査の基準値」はご存じですか?異常のサインや発見できる病気を医師が解説!

「神経伝導検査の基準値」はご存じですか?異常のサインや発見できる病気を医師が解説!

神経伝導検査の基準値とは?メディカルドック監修医が、神経伝導検査でわかることや、運動神経・感覚神経の伝導速度、異常から疑われる糖尿病などの病気について分かりやすく解説します。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

末梢神経の機能を調べる神経伝導検査(NCS)とは?

神経伝導検査は、手足の末梢神経に電気刺激を与え、その反応を記録することで神経の働きを評価する検査です。しびれや筋力低下の原因を調べる際に広く用いられています。

神経伝導検査の仕組みと目的

皮膚の上から電気刺激を加え、神経を通って筋肉や感覚神経に伝わる反応を測定します。伝導速度や反応の大きさを数値化することで、神経の障害部位や性質を推定できます。例えば、脱髄(神経の伝わり方の異常)か軸索障害(神経の数の減少)かなどです。この検査は、他の検査とともに神経疾患の診断や重症度評価に用いられます。

運動神経と感覚神経の検査の違い

運動神経検査は筋肉の反応(M波)を記録し、筋力低下の原因を探ります。一方、感覚神経検査は皮膚の感覚に関わる信号(SNAP)を評価します。両者の結果を組み合わせることで、障害の部位や広がりをより正確に判断できます。

神経伝導検査はどんな症状がある時に行う?

手足のしびれ、感覚低下、筋力低下、筋肉のやせなどがある場合に行われます。神経が圧迫されているのか、全身性の神経障害なのかを区別する目的でも有用です。整形外科や脳神経内科で実施されることが多い検査です。

神経伝導検査の流れと結果に影響する注意点

検査は外来で実施でき、特別な準備は不要です。ただし、検査条件によって結果が変わることがあるため、注意点を理解しておくことが大切です。

神経伝導検査の手順と痛みについて

皮膚に電極を貼り、短い電気刺激を与えて反応を記録します。刺激時にピリッとした感覚がありますが、持続する痛みではありません。検査時間は部位数にもよりますが、通常は20〜60分程度で終了します。

年齢や皮膚の温度による神経伝導速度検査の数値への影響

神経伝導速度は年齢とともに低下する傾向があり、高齢者では基準値よりやや低くなることがあります。また、皮膚温が低いと伝導速度が遅く測定されるため、一般に一定の温度条件で評価する必要があります。

神経伝導検査を受けられない人はいる?

多くの人が安全に受けられる検査ですが、ペースメーカー装着者などでは刺激部位に注意が必要です。また、皮膚に強い炎症や外傷がある場合は、その部位での測定が難しいことがあります。事前に医師へ相談しましょう。

配信元: Medical DOC

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