「たかがお金」価値観の合わない家族と縁を切った
「修平… 弁護士なんて大げさなことして! 親を刑務所にでも入れる気なの!?」
夫はスピーカーモードにしたスマホに向かって、淡々と答えた。
「刑務所に入れるかどうかは、母さんたちの対応次第だよ。俺たちはもう、直接、話すつもりはない。すべて弁護士をとおしてくれ。あと、今回の件で、俺はあんたたちと縁を切ることに決めたから」
「縁を切る!? 何言ってるの、たかがお金のことで……!」
「たかがお金…じゃない。信頼の問題だ。さようなら」
修平が電話を切ると、部屋に沈黙がながれた。でも、それはおも苦しいものではなく、どこか清々しい沈黙だった。
弁護士は強気だった。義母と義妹に対し、「返済が滞れば、即座に民事訴訟を提起し、給与や資産の差し押さえを行う」という、最後通牒を突きつけたのだ。
義妹はパート先でウワサになることをおそれ、義母は近所の世間体を気にして、ようやく事態の深刻さに気づいたようだ。
義母と義妹が、はじめて、「自分たちがしたことのおもさ」に直面した瞬間だった。
あとがき:専門家の介入により解決へと加速
感情論を振りかざす相手に対し、「法律」という論理で対抗する爽快なエピソードです。「親を刑務所に入れる気か」という義母の言葉は、自分の非を棚に上げた、究極の責任転嫁。それに対し、スピーカーモードで、淡々と事実を突きつける修平さんの成長に、溜飲が下がる思いです。
専門家の介入によって、ようやく被害者と加害者の立場が明確になり、トラブルは一気に解決へと加速していきますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

