「世間体より2人の気持ちが大切」
実家の母は、この状況をしずかに見守っていた。
「向こうのご両親は、世間体がいちばんなのね…。でも、友梨佳、忘れないで。最後に決めるのは、あんたたち2人よ」
母は私の手をにぎり、力強くつづけた。
「私は…あんたたちが暴力を使ったことは、一生ゆるさない。でも、2人でたくさん話し合って、充のために再構築を選んだなら、私はそれを支えるわ。もし、また次に修平さんに暴力をふるわれたら…その時は、まよわずにここへ帰ってきなさい。全力で守るから」
母の深い愛情に、涙が止まらなかった。
自らのプライドを守るため、息子を切り捨てようとする義実家と、傷ついた娘を叱りながらも、うけ入れてくれる…母。その差があまりにも残酷で、胸がしめつけられた。
(修平…やっぱり逃げちゃダメだよ)
「ちゃんとお義母さんと話したい。私、聞きたいことがあるの」
私は決意をかため、修平にメッセージをおくった。このまま義実家の言いなりになって、私たちの家族をバラバラにさせるわけにはいかない。
あとがき:「愛」と「プライド」
義実家の「息子が犯罪者になるのがこわい」という言葉は、あまりに一方的で言葉をうしないます。子どもの味方であるはずの親が、保身しか考えていない…。そんな義実家と対照的な実母。「次はないわよ」というきびしい言葉とともに、深い愛に涙が出そうになりますね。
だれに何を言われても、最後に「家族の形」を決めるのは自分たち…。友梨佳が覚悟を決めて、修平にメッセージをおくるすがたを、応援せずにはいられません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

