「走るモーター」的な怪物が完成
あとはこれに合うシェルを作ってかぶせ、磁石や電線等を加えればモーターとして機能するはず。投稿者はシェルをPCで設計し、3Dプリンターで出力しては調整し……と繰り返し、10回目の試作でシェルの設計を決定しました。
こうしてできあがったのは、長いモーターから車輪が生えた、カタカナの「エ」状の物体。ローラーも装着されいて、一応「ミニ四駆」の体を保ってはいますが、どちらかと言えば「走るモーター」です。
10台分のパワーは圧倒的で、テストランでは勢い余ってコースから飛び立つほど。その点はあとで改善するとして、投稿者はこの力に耐えられるシェルを求めて深センの3Dプリント業者に発注しました。
そうして届いたのが、丈夫なナイロン素材のシェル。せっかくのモーターが見られるようにと併せて発注したクリアーカバーも取り付けて、見た目にもこだわったモンスターマシンが完成しました。
強すぎて走らすたびに要メンテ
多くの苦労を経て作り上げたマシンですが、実際に走らせ始めてからがまた大変です。その原因は、有り余るほどのパワー。バッテリーの消耗が激しくて周回ごとに速度が落ちたり、ギアがすぐ摩滅して歯がなくなったり、しまいには高速回転の影響でコアが自壊したりと、走らせるたびにメンテナンスがいるありさまです。ああ、なんて悲しきモンスター……。
それでも根気よく微調整を繰り返していると、マシンは次第に本領を発揮。誇張抜きでコース自体を大きく揺らすパワフルな走りで、1.815秒という好記録をたたき出しました。「10倍モーターを作るという挑戦からとんでもない化け物を生み出せました」と、投稿者も満足げです。

