家庭内事故も同じ構造で起きている
さらに視野を広げると、子どもの事故は屋外だけに限られません。こども家庭庁のデータでは、不慮の事故の主な死因は窒息、交通事故、溺水であり、交通事故を除いた事故の多くは家庭内で発生しています。
特に窒息事故は、直近5年間の0歳児における不慮の事故死のうち、64.6%を占めており、寝具や日用品、食べ物といった日常の環境そのものが事故要因になります。ここでも共通しているのは、日常の中で条件が重なったときに事故が発生するという点です。つまり、道路であっても水辺であっても家庭であっても、事故の根本原因は共通しているといえるのです。
事故は偶然ではなく「条件がそろったとき」に起きる
ここまでのデータを重ねていくと、事故の共通性が見えてきます。
・午後2時から午後5時の間に集中、5〜6月に増加。
・子どもの水難事故は、0〜2歳では浴槽が多く、5歳以上になると海や川といった自然水域での事故が増えている。
・窒息事故は0歳で64.6%。
これらの事故原因は「子どもが慣れた環境」「見守りの空白」「行動範囲の拡大」そして「行動制御の未熟さ」という4つの条件が重なった結果として説明できます。つまり子どもの事故は、これらの条件がそろえば、同じように起きる可能性があるということです。
