肝臓に負担をかけにくくするお酒の飲み方

毎日の晩酌も、週末の大量飲酒も、それぞれ肝臓への負担となり、肝臓がんのリスクとなりえます。ではどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。ここでは肝臓に負担がかかりにくい飲み方を解説していきます。
休肝日を作る
アルコールやその代謝物は細胞の中のDNAを傷つけたりします。体はそれを修復しようとしますが、毎日飲酒をしてしまうと修復する時間が取れず、どんどんと傷が蓄積してしまいます。肝臓を休めて傷を修復するためにも休肝日を設定しましょう。
1日の量を制限
先に述べた通り、アルコールを飲み続ける、大量に飲むとなると肝臓への負担も大きくなり、肝臓がんのリスクも高まります。毎日飲むのであれば1日の量を制限するなどがよいでしょう。アルコールの量は1日20g程度が適量とされており、この程度の飲酒量に抑えるほうがよいでしょう(女性は20gより少なめのほうがよいでしょう)。
週の総量をコントロールする
先にも述べた通り、アルコールの飲み方もですが、そもそも1週間でどのぐらいアルコールを飲んでいたか、その量も肝臓への負担に関係します。1週間でたくさんのお酒をとってしまうと、それだけ肝臓へ負担がかかり、脂肪肝、肝機能障害などが起こり、結果として肝臓がんなどのリスクにもなりえるでしょう。健康的に、というのであれば1週間で100g以下などまでアルコール摂取量を抑えていきましょう。
「肝臓がんとお酒の飲み方」についてよくある質問

ここまで肝臓がんとお酒の飲み方について紹介しました。ここでは「肝臓がんとお酒の飲み方」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
肝臓がんを発症してもお酒は飲めるのでしょうか?
岡本 彩那 医師
基本的に肝臓がんになったのであればお酒はやめましょう。肝臓がんになったとき、肝臓の機能はある程度低下しています。その状態でお酒をのむと、正常な部分で代謝しなければならず、余計に負担となります。
また、肝臓がんになった場合、いろいろと治療を行いますが、お酒で肝臓に負担を強いた状態は治療に影響が出ることがあります。その他、飲酒を続け、肝硬変になってしまう場合などは再度肝臓がんができてしまったり、治療が受けられないなどの状態にもなりかねないでしょう。

