大きな失敗から得た、夫婦の絆
「お母さん、今日は充を公園に連れて行ってくれてありがとう」
私の母は、あいかわらず忙しくうごき回っている。
「いいのよ。あんたたちが決めたことだもの。でもね、修平さん。次はないわよ?」
「はい。一生かけて償います」
母のきびしい言葉に、修平はまっすぐな目で答えた。
「世間体」なんていうもののために、大切な家族をこわすところだった。警察沙汰になったことは、決してほめられたことではない。社会的には最低の夫婦かもしれない。
けれど、本当に自分たちを愛してくれているのはだれか…そして、「守るべきものは何か」を見極めることができた。
「修平、明日、3人で買い物に行かない?」
「いいね。充にあたらしいクツをえらぼうか」
義実家とは適度な距離をおき、私たちは私たちの家族を、ここらからまた築いていく。
あとがき:傷跡さえも、絆の証に変えて
「ハッピーエンド」と言い切るには、少し苦い結末かもしれません。でも、これがリアルな「家族の再生」ではないでしょうか。
義実家からのドライな対応を、「それでいい」と言い切る友梨佳のいさぎよさに救われます。一度、こわれたものは元どおりにはならないけれど、金継ぎのように、傷を抱えたまま、つよくうつくしくなることもある…。あたらしいクツを履いた充くんと歩き出す、3人の未来がおだやかであることをねがいます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

