友人に本音を伝える覚悟を決める
話しているうちに、自分の心の中が少しずつ整理されていくのを感じました。私は彼女に怒っているのではなく、「私の境界線を無視されること」に疲れていたのです。
「祥吾、私、決めたよ。安定期まで黙っておこうと思ったけど……今のこの状況を打破するには、正直に言うしかないよね。私が今、彼女のハイテンションに付き合えない『物理的な理由』を」
「いいと思うよ。それで離れていくような相手なら、それまでの関係だったってことだ。真理とおなかの子が一番大事なんだから」
祥吾の言葉に背中を押され、私は久しぶりにスマホを手に取りました。沙織からの「明日なら空いてるよ!」という能天気なライン。そこに、私は震える指で、今の真実を打ち込むことにしました。
あとがき:境界線(パーソナルスペース)を引き直す勇気
夫・祥吾の「どういう関係になりたいの?」という問いかけは、対人関係に悩むすべての人への特効薬です。好きか嫌いかの二択ではなく、グラデーションのような「ちょうどいい距離」を探してもいい。真理が自分の心の中を整理していく過程は、大人になってからの友達付き合いの再構築そのものです。大切な人を大切にし続けるために、あえて「今はここまで」と線を引く。それは決して、冷たいことではないはずです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

