脳トレ四択クイズ | Merkystyle
猫が発症する『伝染性腹膜炎(FIP)』とは?原因や表れる症状、最新の治療法まで解説

猫が発症する『伝染性腹膜炎(FIP)』とは?原因や表れる症状、最新の治療法まで解説

猫伝染性腹膜炎とは?

猫とウイルスのイラストを持つ人の手

猫伝染性腹膜炎(Feline Infectious Peritonitis:FIP)は、猫腸コロナウイルス(FCoV)の変異によって引き起こされる重篤な疾患です。

FCoVは多くの猫が保有するありふれたウイルスですが、ごく稀に体内で変異し、FIPを発症させます。

なぜ一部の猫でのみ変異が起きるのかは完全には解明されていませんが、猫のストレスなどが発症のスイッチとして関与していると考えられています。

そしてFIPは主に「ウエット型(滲出型)」と「ドライ型(非滲出型)」の2つのタイプに分類され、それぞれに異なる症状があらわれるのも特徴のひとつです。

発症しやすいのは、生後半年〜2歳の若い猫や、免疫力が低下した高齢猫。また多頭飼育の環境や保護施設など、多くの猫が密接に生活する場所ではリスクが高まる傾向にあります。

かつては不治の病とされてきましたが、近年は治療薬の登場により、完治を目指せるケースも増えてきています。

FIPは決して珍しい病気ではありません。すべての猫の飼い主が知っておくべき疾患のひとつといえるでしょう。

猫伝染性腹膜炎の原因と症状

マスクをする猫

原因

FIPの原因は「猫腸コロナウイルス(FCoV)」と呼ばれるウイルスです。

ただしこのウイルス自体は珍しいものではなく、多くの猫が感染しても無症状、または軽い下痢で済む場合がほとんどです。

問題となるのは、このウイルスが猫の体内で突然変異を起こし、強い病原性を持つ「FIPウイルス」へ変化すること。

変異したウイルスに対し体の免疫反応がうまくいかないと、FIPを発症するといわれます。

ちなみに変異ウイルスの元となる「猫腸コロナウイルス」の感染は主に経口や経鼻から起こり、糞便や唾液を介して広がるとされています。

多頭飼育やストレス環境、免疫力の低下なども発症リスクに関係していると考えられているため、注意が必要です。

症状

FIPの症状は大きく「ウェットタイプ」と「ドライタイプ」に分かれ、それぞれで現れ方が異なります。

ウエット型

腹腔や胸腔に液体が貯留 腹部の膨満 呼吸困難

など

ドライ型

臓器への肉芽腫形成 神経症状 眼症状

など

いずれのタイプでも進行すると体重減少や下痢嘔吐により衰弱が進み、命に関わる状態になるため、早期に異変に気づくことが重要です。

提供元