親しき仲にも礼儀がある
画面が、涙で滲みました。
あんなに「面倒くさい」と思っていたのに、彼女の反省の言葉を見た瞬間、心のつっかえがスッと消えていくのを感じました。
「祥吾……沙織から、返信来たよ」
私は夫にスマホを見せました。
「……よかったな。彼女も、ちゃんと分かってくれたみたいだ」
「うん。ハイになって周りが見えなくなってただけで、嫌がらせをしてたわけじゃなかったんだね。……私、彼女を遠ざけようとしてることに罪悪感があったけど、こうやって正直に話してよかった」
私たちは、お互いの弱さや状況を「言葉」にすることをサボっていたのかもしれません。親しき仲にも礼儀あり。そして、親しき仲だからこその「境界線」。
それを再確認できた夜でした。
あとがき:伝わった「本音」と、崩れなかった絆
勇気を出して伝えた結果、沙織が自分の非を認めてくれたシーンには救われる思いがします。もしここで逆ギレされていたら、それまでの関係だったということ。相手を信じて、自分の「弱み」をさらけ出したからこそ、本当の意味での歩み寄りが生まれました。親しき仲にも礼儀あり、と言いますが、それ以上に「今の状況を言葉にする努力」が、友情を維持するためには不可欠なのだと教えられます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

