わが家は小4・小2の姉妹、そして2歳の長男という3人きょうだい。末っ子の息子は上の子たちと年が離れていることもあり、小学校のママ友から「これ、うちの子のお下がりなんだけど!」と声をかけていただく機会が多くありました。
基本的にはとてもありがたいお話なのですが、PTA役員でよく顔を合わせる、あるママ友だけは、少し様子が違ったのです。
会うたびに「お下がりチェック」
PTA役員の集まりのため、末っ子の息子を連れて小学校へ行ったときのこと。そのママ友は私と目が合うよりも先に、息子の服を上から下までじろじろとチェックし、ため息混じりにこう言いました。
「あー……。今日は○○(ママ友の息子)のお下がりじゃないんだね。楽しみにしてたんだけどな」
別の日に公園で偶然会ったときも、彼女は開口一番こう言いました。
「今日も○○のお下がりじゃないのかー、残念!」
冗談めかした笑顔。でも、目は笑っていません。
いつしか私は、「今日はあのママに会うかもしれないから、あのお下がりを着せたほうがいいかな……」と、朝の着替えで息苦しいプレッシャーを感じるようになってしまったのです。
着ていくと今度はダメ出し!?
そんなある日、ついに彼女からもらった服を息子に着せて小学校へ行く機会がやってきました。
「これなら今日は文句を言われないはず!」
そう思って彼女の前に立ったのですが、返ってきた反応は予想外にチクリと刺さるものでした。
「わあ、やっと着てくれたんだ〜! ……でも、やっぱりうちの息子が着ていたときとは、なんだか雰囲気が違うね。うーん、思ったより似合ってないかも!」
(……え? せっかく着てきたのに、そんなこと言う!?)
あれほど着てくることを期待するような発言をしていたのに、いざ着せたら「うちの子のほうが似合っていた」と言わんばかりのダメ出し……。なんだか複雑な気持ちになり、返す言葉が見つかりませんでした。

