表彰式と講演会、そして初心者でも楽しめる実作会を実施
午前10時から始まったイベントでは、午前中に表彰式と講演、午後に連句の実作会が行われました。
表彰式では、事前に全国から募集された連句作品から、後日作品集「俵口」へと掲載される受賞作が誕生!続く講演では、愛媛大学教育学部の青木亮人教授によって「古典連歌の興隆と完成、衰退を探る」という演題のお話がありました。
その後昼休憩を挟み、いよいよ午後の実作会へ!連句を作る際は5~6名の「座」と呼ばれるグループに分かれ、各チームで「捌(さばき)」と呼ばれるリーダーを筆頭に作品を作っていきます。
今回作るのは、五七五と七七を18回繰り返す「半歌仙」と呼ばれる形式のもの。「決まった箇所で必ず季語を入れた句を作る」「なるべく幅広いジャンルの句を作る」「この箇所は絶対恋の歌を入れる」などなど。設定されたルールに従いつつ、いざ各チームで連句づくりスタートです!

十数作もの受賞作が表彰されていました。すでに来年(令和9年)の募集要項も発表されていますよ!

続いては先生の講演。皆さん手元の資料に目を通しつつ、真剣に聞き入っています。

昼食タイムを挟んだあとは、いよいよ今日だけのメンバーで実作会スタート!

愛媛県内のみならず、他県の連句好きと一緒に作品を作れるのが全国大会の醍醐味。「お久しぶりです~!」という声もちらほら。
恋やグルメ、旅行にアイドル!?“なんでもアリ”な連句の面白さ
連句の面白いところは、前の人が作った句の流れを汲みつつも、時には大胆に雰囲気を変える句を作ってもいいというバランス感!また同じメンバーで2回3回と作品を作っても、その場の環境や当時の気分、心情などで、毎回違う作品ができる点も醍醐味です。
各季節の季語や、「月」「花」「恋」などのテーマに沿った句を作るというルールが決まった部分もありますが、半分ほどは季語すら使わなくて大丈夫!私たちが日常で使うような言葉はもちろん、「YouTube」「アニメ」「アイドル」といった現代ならではの言葉や、俳優さん、アーティストなどの人名も使ってOKなんですよ。
また、なるべくさまざまなテーマを使うこと も連句のルールのひとつ。花や生き物、食べ物やお酒、乗り物やスポーツ、色や音、行事や政治、人物や宗教などなど。そういった特徴を知ると、「古風で硬い、難しい」という連句の印象が少し変わるな~、という人もきっといることでしょう。

最初の約30分はそれぞれ一人ひとり黙々と句を作る時間。ある程度できたら、みんなで句を出し合いながら全体を作っていきます。

表現や言葉に悩んだらスマホや電子辞書を使ってOK!この調べ物で、新しく面白い日本語表現を知ることもよくありますよね。

こちらのグループはひょっとして…「恋」のテーマを作成中でしょうか?

お菓子やお茶で糖分&水分補給しつつ、たくさん頭を使っていると数時間があっという間です!
