妹の感覚を麻痺させた10年という歳月…
カウンセリングが進むにつれ、恵美の口から信じられないような事実が次々と飛び出しました。スマホのGPSで常に監視されていること、貯金をサトルのギャンブル代に使われていること、そして「お前は俺がいないと生きていけないゴミだ」と毎日罵倒されていること。
「私……普通じゃなかったんだ」
恵美が初めて、自分の置かれた状況を客観的に捉えた瞬間でした。 10年という歳月が、いかに彼女の感覚を麻痺させていたか。私は隣で彼女の肩を抱きながら、怒りで震えが止まりませんでした。
あとがき:「あなたは悪くない」という光
被害者が最も必要としているのは、裁きではなく「肯定」です。自分が悪いと思い込まされている状態では、助けを求めることすら罪悪感に繋がってしまいます。カウンセラーの前で吐き出された壮絶な支配の実態は、10年間の孤独な耐乏の記録。美幸が嘘をついてまでカウンセリングを受けさせたのは、妹の命を守るための必死の愛。恵美の瞳に光が宿り始めた瞬間に、読者も一筋の希望を感じるはずです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

