「心筋梗塞の退院後の生活」で”再発しやすい行動”はご存じですか?医師が解説!

「心筋梗塞の退院後の生活」で”再発しやすい行動”はご存じですか?医師が解説!

心筋梗塞の再発を防ぐ生活習慣

心筋梗塞の再発を防ぐ生活習慣

心筋梗塞の再発予防には、毎日の生活習慣を見直して続けていくことが欠かせません。ここでは、再発予防のために意識したいポイントを解説します。

食生活の見直し

再発予防においては、動脈硬化を進める高血圧や脂質異常症、糖尿病、肥満を食事でコントロールすることが欠かせません。特に、減塩と脂質の見直しは基本です。食塩は1日6g未満を目標にし、漬物や汁物、加工食品を控えましょう。脂質については、肉の脂身や乳製品に多い飽和脂肪酸を摂りすぎないようにし、青魚などの魚を取り入れた食事がすすめられます。さらに、マーガリンや洋菓子などに含まれるトランス脂肪酸、卵黄などからの過剰なコレステロール摂取も控えめにします。野菜やきのこ、海藻、玄米や麦飯などの未精製穀類を取り入れて、食物繊維をしっかり摂ることも大切です。

タバコとの付き合い方

喫煙は、心筋梗塞の再発に強く関わる危険因子であり、退院後は完全な禁煙が前提です。自分で吸わなくても、周囲の煙を吸い込む受動喫煙でもリスクは上がります。電子タバコや加熱式タバコも、心血管リスクを上げる可能性があるため避けるべきです。

体重管理と運動習慣

退院後は、適正体重の維持と内臓脂肪の減少を目標に、食事療法と運動療法を続けていきます。目安としてはBMI 25未満を意識し、急な減量ではなく、継続できる生活習慣として整えることが大切です。運動は、ウォーキングなどの有酸素運動が中心です。1日30〜60分、週3〜5日、できれば毎日続けることがすすめられています。強さの目安は、楽すぎず、ややつらいと感じる程度です。

心筋梗塞|退院後の通院と治療

心筋梗塞退院後の通院と治療

退院後も、状態をみながら通院や治療を継続していくことが重要です。ここでは、受診の目安や治療の考え方を解説します。

退院後の通院頻度

退院後は、病状が安定するまで定期的に外来を受診します。退院後1〜2週間以内に最初の受診を行い、その後は数週間〜1ヶ月ごとに通院することが一般的です。通院の間隔は、心機能や合併症の有無、症状の安定性に応じて調整されます。

退院後の治療

退院後も、再発を防ぐための薬を続けていきます。例えば、血栓をできにくくする抗血小板薬や、コレステロールを下げる脂質低下薬、心臓への負担を減らす薬などが使われます。ステント治療を受けた場合は、一定期間、2種類の抗血小板薬を併用することがあります。

緊急受診の目安

退院後に、強い胸痛や胸の圧迫感、冷や汗、息苦しさ、吐き気などがあり、安静にしてもおさまらない場合は、再発の可能性があります。こうした症状が続くときは、すぐに119番に通報してください。また、急な体重増加や足のむくみ、横になると息苦しいといった症状は、心不全の悪化を示すことがあります。このような変化があるときも、早めに主治医へ相談しましょう。

配信元: Medical DOC

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