大塚兼史氏の想い

画像提供:銀ビルストアー
5代目社長・大塚兼史氏は、30代で経営の舵取りを引き継いで以来、自社の経営のみならず、地域の若手経営者が集う奉仕活動やコミュニティ形成に深く関わってきた。
長年、地域奉仕団体のリーダーとして活動する中で培ったネットワークを活かし、地元の経営者仲間と手を取り合い、地域の食文化や魅力を再発見するコラボレーションを推進。一企業の枠を超え、地域全体のポテンシャルを掘り起こす活動を展開している。
70周年という節目を迎える今、同氏は「継ぐとは守ることではなく、変化に対応し続けること」を信念に掲げている。地域社会に貢献する公的な活動を通じて得た「街の声」を経営に反映し、「30店舗・300億円」というビジョンに向け、100周年を見据えた強固な組織づくりを進めている。
また、物価高や物流の不安定化が進むなか、地域の方々の生活を支える「インフラ」としての機能を強化、数々の社会課題に取り組んでいる。
例えば、移動スーパー「ハナマルシェ」やネットスーパーの拡充により、買い物に不自由する人をゼロにする体制を構築。「子育て応援宣言」に基づく支援や、地元高校生との商品企画など、次世代育成にも注力している。
加えて、食品ロスを削減する「フードドライブ」の実施や子ども食堂への食材寄付など、地域で助け合う仕組みも構築している。

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同氏は、「祖父や父が、戦後の焼け跡や震災の混乱の中で守り抜いたのは、店ではなく『地域との信頼』でした。物価高や人手不足など、今も厳しい環境は続いていますが、だからこそスーパーが『地域の灯(ともしび)』として躍動する意味があります。
私にとって『継ぐ』とは、形あるものを守ることではありません。先代たちが命懸けで築いた『志』を、今の時代に合わせて『変える』ことこそが私の責任です。70年前、私たちの先代は『新しい買い物の形』で地域を驚かせました。そして今、私は『地域に必要とされ続ける仕組み』を作ることで、次の100周年に向かって切り拓いていきます(一部抜粋)」とコメントしている。
老舗スーパー「銀ビルストアー」の取り組みに注目したい。
銀ビルストアー:https://bon-maru.com
(Higuchi)
