予防法と対処法は?
編集部
症状が出たときの対処法はありますか?
成田先生
症状が気になる場合には我慢せず、早めに受診するようにしましょう。自宅でできる対処法としては、まずは胃腸を休ませることです。脂っこい食事や刺激物を避け、消化のよい食事を心がけましょう。症状が強い場合は胃薬や整腸剤が有効なこともあります。また、ストレスをできるだけ排除することも大事です。
編集部
病院ではどのような治療がおこなわれますか?
成田先生
症状に応じて、胃酸を抑える薬、胃腸の動きを整える薬、整腸剤、漢方薬、抗うつ薬、抗不安薬などが使われます。また、生活習慣やストレスの背景を一緒に整理し、再発を防ぐ指導がおこなわれることもあります。検査でほかの病気が隠れていないかを確認することも重要です。
編集部
ストレスによる胃腸炎は予防できますか?
成田先生
完全に防ぐことは難しいですが、予防は可能です。まずは生活リズムを整え、睡眠をしっかり取ることが基本です。また、ストレスを感じやすい状況を自覚し、無理をしすぎないことも重要です。自分なりのリラックス方法を持つことが、胃腸を守ることにつながります。
編集部
最後に、メディカルドック読者へのメッセージをお願いします。
成田先生
これまでこうした症状は「気のせい」「気が弱いから」と誤解され、メンタルの問題として片付けられることが少なくありませんでした。しかし近年では、「病気」として医学的に認識され、治療薬も整ってきています。胃腸の不調が続く場合は一度医療機関を受診し、重大な病気が隠れていないかを確認することが大切です。また、必要に応じてカウンセリングを併用することで、悪化や重症化を防ぐことが期待できます。困ったことがあれば早めに医師に相談してください。
編集部まとめ
胃腸の不調を「性格の問題」と思い込んで我慢してしまう人は少なくありませんが、実は身体のメカニズムが深く関わっています。正しく診断し治療につなげることで、症状は軽くなる可能性があります。つらさを一人で抱え込まず、早めに医療の力を借りることが大切です。

