「飛行機がこんなに近くに!」至近距離で浴びるオーラに息子の瞳は一瞬で奪われた! ANA格納庫見学レポ(東京・大田区)

いざ親子で会場へ。ツアー開始前から飛行機の魅力が次々と迫る“体験ラッシュ”

我が家が参加した日は、あいにくの雨。そこで、最寄りの新整備場駅からは無料の連絡バスで会場へ向かいました。

連絡バスは、各回のツアーの時間に合わせて運行

雨の日でも子どもといっしょに無理なく向かえる環境が整っていて、とてもありがたいです。
受付を済ませたら、ゲストカードを受け取ります。

飛行機のチケット風デザインのゲストカードに息子もニッコリ。ストラップはお土産として持ち帰れるのもうれしいところです。

ツアー開始前のひとときは、自由に見学できる「お話し会場」へ。

お話し会場は、ツアー開始前のみ自由に見学可能

シアタールームのような講義室の隅には、本物の機内シートや飛行機模型が並ぶ小さな展示スペースもあります。なかでもANAの歴代キャラクターコラボ機体の模型は必見! こちらは写真掲載不可のためお見せできませんが、「こんなのあったんだ!」と親子で思わず見入ってしまうこと間違いなしです。
 
そして、お話し会場のすぐ隣にはツアー開始前・終了後に楽しめる「展示ホール」もあります。

ANAの整備部門や飛行機の仕組みを“見て・触れて学べる”展示がぎっしりと並ぶ、まさにミニ博物館のような空間。中央には、ボーイング787の実物大・高さ約8メートルの尾翼レプリカがそびえ、入った瞬間から胸が高鳴ります。

“推し”のボーイング747‑400の模型を前に、静かにテンションがあがる息子

整備士さんが日々使う道具の一部

ビジネスクラスの展示シートをフルフラットにして完全リラックス

ANAの整備士さんは、ヘルメットの色やラインによって入社年次や役割がわかる仕組みなんだそう。

新人さんは黄色、一般職は白に青のライン、チーフは緑、管理職は黒という明確な区分があります。この違いを知っておくと、ツアー中に整備士さんを見かけるたびに「この人はどのポジションなんだろう?」と観察する楽しみがグッと広がりそうですね。

展示を見て回るうちに、整備士さんが使う内視鏡にも興味を持った息子。

内視鏡といえば医療用道具。それを飛行機に使って、機体の内部を“臓器レベル”でチェックしているなんて……! 整備の世界の繊細さと奥深さを、さっそく思い知らされた瞬間でした。

映像で予習はバッチリ! ついに整備のリアルが広がる「格納庫」へ潜入

時間になると参加者はお話し会場に集まり、まずは映像を視聴します。

ANAが保有する約250機の航空機を、4,000人超の整備チームが 5つの専門部門で支える姿が紹介され、見学前に“整備の世界”をひと通り知ることができます。

映像での予習を終えたら、参加者は5つのグループに分かれ、ガイドスタッフに続いて、いよいよ本物の整備が行われている現場「格納庫」へ向かいます。

搭乗ゲートを思わせる入口をくぐった瞬間、まるで旅の始まりのようにワクワクが一気に加速。この演出、たまりません! 
その先には保安検査場まであり、気分はすっかり“フライト前”。息子もウキウキとした足取りで進んでいきました。

格納庫3階へ続く扉が開いた瞬間、空気がピンと張りつめます。ここは、実際に整備士さんたちが機体と向き合うリアルな現場。そのとき整備が必要な機体が入っているかどうかは日によって違うため、「今日は会えるのかな……」という小さな緊張が走ります。

そんな不安を胸に一歩踏み出したそのとき……息子の小さな背中の向こうに、おなじみの“白×青”のANA機がふっと姿を見せてくれました。

「いたーーー!」親子で同時にこぼれた高揚感。
視線を巡らせると、黄色や白のヘルメットをかぶった整備士さんたちの姿もチラリ。色ごとに役割が違う整備士さんたちが働く様子が見え、現場のリアルが一気に立ち上がります。

奥へ進むと、目の前に現れたのは初めて見る“白×緑”の機体。

ANAの機体の中でもわずか3機のみという緑色の塗装機「ANA Future Promise Jet」

これは「ANA Future Promise Jet」と呼ばれ、持続可能な社会の実現を推進するための、ANAの特別塗装機です。息子も、めずらしい機体との出会いに目を輝かせて見入っていました。
ボーイング787は、お尻が生クリームの絞り口金みたいに見えるのが特徴的で、覚えやすいのだとか。

ガイドスタッフさんの楽しい解説に、息子もぐっと引き込まれていました。

3階からのぞく格納庫は、まるで巨大な舞台を俯瞰するような迫力。

そこが“飛行機7機分の広さ”だと知ると、親子で思わず目を合わせてしまいました。
その興奮を抱えたまま1階に降りると、上から見ていたANA Future Promise Jetのお腹が、今度はすぐ目の前に。

圧倒されるほどの迫力なのに、近くで見るとぷっくりとした丸みが意外なほど愛らしくて、つい笑ってしまいました。

こちらは、格納庫の片隅に整然と並ぶ工具箱。

その列を眺めているだけで、黙々と手を動かす整備士さんの姿が自然と浮かんできます。

ANA定番カラーの機体の前で記念撮影できる特別な瞬間に、息子も大喜び。

「こんなに飛行機が近いなんて最高だね!」とポツリ。静かに興奮がこみ上げているのが伝わってきました。

普段は見られない距離や角度で出会う、飛行機の“生”の迫力。

見上げた先に広がる、翼の圧倒的なスケール

吸い込まれそうな存在感に思わずドキッとするジェットエンジン

高級車メーカーとしておなじみの、ロールスロイス社が手掛けたエンジンを搭載。実は同社は航空エンジンの分野でも主流を占める

クルマとは異なる“縦溝だけ”のタイヤ構造を観察

ANA Future Promise Jetの“お顔”とついに正面で向き合う瞬間

その圧倒的な光景に、息子はもう目を離せない様子でした。

格納庫でどんな機体に出会えるかは、その日の整備状況しだい。でも、この「スーパードルフィン」だけは、ほぼ確実に会えます。

訓練状況によって見られない日もある

旅客運航を終えた今は、整備士さんたちが技術を磨くための訓練機として常駐している、まさに“現場の相棒”なんです。

格納庫の中から外を眺めると、雨にしっとりと濡れた機体の佇まい。

すぐ横の羽田空港の滑走路には、飛行機が次々と着陸していきます。

小雨の中を力強く降りてくる機体を息子と見上げると、その迫力に思わず見入ってしまいました。
すぐ近くでは整備士さんたちが黙々と作業を続けていて、“飛行機の安全はこの現場で守られているんだね”と親子で実感。昼夜を問わず、こうして支えてくれている人たちのおかげで安心して飛行機に乗れるんだと思うと、感謝と尊敬の気持ちがふっと心にわいてきました。

配信元: マイナビ子育て

提供元

プロフィール画像

マイナビ子育て

育児をしている共働き夫婦のためのメディア「マイナビ子育て」。「夫婦一緒に子育て」をコンセプトに、妊娠中から出産・産後・育休・保活・職場復帰、育児と仕事や家事の両立など、この時代ならではの不安や悩みに対して役立つ情報をお届けしています。