「飛行機がこんなに近くに!」至近距離で浴びるオーラに息子の瞳は一瞬で奪われた! ANA格納庫見学レポ(東京・大田区)

ワクワクの余韻をおみやげに! 親子で立ち寄りたいグッズショップ

ツアーから戻ってきたあとは、展示ホールをゆっくり見て回ったり、ANA Blue Hangar Tour Original Selectionでお土産を選んだりと、親子のワクワク時間はまだまだ続きます。

お気に入りのグッズを手に取れば、体験の余韻までそっと持ち帰れる、そんな楽しい空間が広がっていました。
なかでも人気のグッズは、整備士さんが実際に使っている道具箱をベースにした「ANAオリジナル ロゴ入りツールボックス」。

大きい方は整備士さんが実際に使うサイズそのまま、小さい方はミニチュア版の小物入れになっています。
役目を終えた機内の座席シート生地を、ポーチや帽子へとリメイクした「ANAアップサイクルシリーズ」も人気。

ANA公式オンラインストアでも購入できますが、こちらのショップのほうがラインナップ豊富で、実際に手に取って選べるのが魅力です。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

さんざん迷った末に、息子が選んだのはこちらの「ANAウイングコレクション」。

ANAの旅客機を1/500スケールで再現した塗装済みの組み立て式モデルで、全6種のどれが入っているかは開けてからのお楽しみ。“何が出るかな”のワクワク感も一緒に持ち帰れるアイテムです。

「とっておき体験部!」こども記者が、ANAの元整備士さんに直撃インタビュー!

すべての体験を終えたあと、今回は「とっておき体験部!」のこども記者として息子が取材に挑戦し、親子で元整備士さんにお話を伺う貴重な機会もいただきました。
お話を伺ったのは、元整備士で、現在は整備の広報業務を担当されている三浦遥希さん。

長身の三浦さんは、息子の前に来るとスッとかがんで目線を合わせてくださり、その自然な動きがとても印象的でした。視線が合ったことで息子の緊張もほどけ、そのままインタビューが始まりました。

息子(こども記者) 子どものころから飛行機は好きでしたか?

三浦さん はい、好きでした。小学生のときに初めて乗った飛行機がANAだったんです。確か大阪行きだったかな。

息子 いちばん好きな飛行機の機種を教えてください。

三浦さん そうだなぁ、ボーイング787がいちばん好きかな。入社して最初に勉強した機体で、よく整備していたので思い入れがあります。

息子 そもそも整備士には、どんな役割や作業がありますか?

三浦さん お医者さんにいろいろな専門分野があるように、飛行機を直したり点検したりする整備士さんにも、実は5つのチームがあります。

まず、みんなが空港でよく見かけるのが「ライン整備士」。飛行機が次の便に出発するまでの短い時間で、急いで点検をしてくれる人たちです。
それから、飛行機を大きく分解して、細かいところまでしっかり調べる「ドック整備士」。飛行機のお医者さんの“手術チーム”みたいな存在です。
エンジンのことなら何でもおまかせの「エンジン整備士」、機内のテレビや機械を担当する「装備品整備士」もいます。
そしてもうひとつ、整備に必要な部品や工具を集めて運んだり、必要な場所に届けたりする「整備物流」のチームも大切な役割です。

この5つのチームが力を合わせることで、飛行機は毎日、安全に空を飛ぶことができるんです。

息子 どうして整備士になったのですか?

三浦さん 「こんな大きくて重たいものが、どうして空を飛ぶんだろう?」という不思議が原点でした。その仕組みを理解して、お客さまに安全な飛行機を届けたいと思ったんです。

息子 整備士さんの仕事は緊張する場面も多いと思います。たとえば、すごい嵐の中を安全に飛んだあとみたいに、ホッとする瞬間はありますか?

三浦さん ええ、あります! ライン整備士をしていたとき、お客さまが乗り込む直前に、機内のテレビが急に映らなくなったことがあったんです。
残り時間は10分しかなくて、本当に焦りましたが、必死に原因を探して、なんとか復旧させることができました。 降機後、客室乗務員から『お客さまもリラックスして過ごされていたようです』と聞いたときは、胸の奥からふっと力が抜けるようにホッとしました。 あの瞬間は今でも忘れられません。

息子は最後の質問を終えると、ふぅっと息をついて、肩の力が抜けたようでした。 その表情には、どこか満足そうな雰囲気が漂っていました。

ここからは筆者にバトンタッチ! 大人の立場から、気になっていたことを伺ってみました。

筆者 航空業界といえばパイロットが主役のように思われますが、三浦さんはなぜ整備士をめざしたのでしょう?

三浦さん 私はまず旅行が好きで、航空業界に就職したのが出発点でした。業界についていろいろな仕事を知るうちに、パイロットは確かに主役のように見えるし、飛行機を飛ばす大事な存在だけれど、その前に整備士が法律に則ってしっかり整備をして、「この機体は飛ばして大丈夫です」と受け渡さなければ飛べないことを知ったんです。
どの部門も安全を守ってはいますが、その“安全の基盤”をつくっているのは整備だと感じて、整備士をめざすことにしました。

筆者 「整備士をしていてよかったなぁ」と感じる瞬間があれば、お聞かせください。

三浦さん 整備士のやりがいは、飛行機をきちんと整え、お客さまが安心して、そして快適に過ごせる状態にすることだと思っています。飛行機も車と同じで、使っていれば不具合が出ることがあります。そうした部分を一つひとつ整えて、お客さまが不快に感じないようにするのが整備士の大切な役目です。
機体をしっかり仕上げて、「これなら安心して飛び立てる」と確信できた瞬間に、やりがいを強く感じます。安全と快適を支える一員として確かに役に立てている、その実感が大きな励みになっています。

こども記者としての恒例“名刺交換”も、すっかり板についてきた息子

筆者 整備士をめざすために、子どものころからやっておくといいことがありますか?

三浦さん 子どものころは、とにかく思いきり遊んでほしいですね。遊ぶこと自体が子どもの“仕事”で、その中にはたくさんの発見があります。
私が航空業界に興味を持ったのも、子どものころに飛行機に乗って「どうして空を飛べるんだろう?」と不思議に思ったのがきっかけでした。そんなふうに、遊びや体験の中で“好き”に出会えるんだと思います。
もし整備に興味を持ったら、この「ANA Blue Hangar Tour」に参加してほしいです。できれば飛行機にも乗って、音や雰囲気をとことん楽しんでみてほしい。そこからまた、新しい“好き”が広がるかもしれません。

今回のインタビューを通して、飛行機といえば「ANA」を選んできた我が家が、これまで“なんとなく”抱いていた安心感や快適さの理由が、はっきりと見えてきました。
安全面への信頼も、機内の心地よさも、その裏側には整備の現場で積み重ねられるていねいな仕事があります。その確かな積み重ねこそが、私たちが安心して空を旅できる理由──。 そのことを、親子でしっかりと受け取った時間でした。

配信元: マイナビ子育て

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