血液検査の「ビタミン」の項目の結果と再検査が必要な数値
再検査・精密検査を受診した方が良い結果がいくつかあります。以下のような診断結果の場合にはすぐに病院に受診しましょう。
血液検査の「ビタミン」の項目の基準値
ビタミンDは30ng/mL以上が充足の目安とされ、20ng/mL未満では欠乏と判断されることがあります。特に、くる病という病気の診断基準として、15ng/mL以下では確実とされています。ビタミンB12や葉酸にもそれぞれ基準値が設定されており、施設や測定方法によって若干の違いがあります。結果は単独で判断せず、症状と合わせて評価します。
血液検査の「ビタミン」の異常値・再検査基準と内容
異常値が確認された場合は、再検査や原因検索が行われます。例えば、ビタミンB12低値では消化管疾患の有無を調べることがあります。検査は内科などで受けることができ、緊急性は症状によって異なります。治療は食事改善や補充療法が中心です。なお、ビタミン検査は、症状や特定の病気が疑われる場合には保険適用となることがあります。例えば、ビタミンDやビタミンB12などの検査は、診断や治療に必要と判断された場合に限り保険で実施されます。その場合の自己負担(3割負担)は数百円から1,000円程度が目安です。ただし、すべてのケースで保険が適用されるわけではなく、骨粗鬆症や貧血などの診療上の必要性がある場合に限られます。
血液検査の「ビタミン」の項目の異常で気をつけたい病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「ビタミン」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
骨粗鬆症
骨密度が低下し、骨折しやすくなる病気です。ビタミンD不足が関与することがあります。適切な補充や運動療法が行われ、整形外科での管理が基本となります。骨折リスクが高い場合は早めの受診が望まれます。
巨赤芽球性貧血
ビタミンB12や葉酸の不足により、異常な赤血球が増える貧血です。倦怠感や動悸などの症状がみられます。原因に応じて補充療法が行われ、内科や血液内科で治療されます。
末梢神経障害
手足のしびれや感覚異常が現れる状態で、ビタミンB群の不足が関与することがあります。原因に応じた治療が必要で、神経内科などで評価されます。症状が続く場合は早めの受診が重要です。
口内炎
口の中の粘膜に炎症が起こる状態で、ビタミンB群不足が関与することがあります。多くは自然に改善しますが、繰り返す場合は栄養状態の確認が必要です。
吸収不良症候群
消化管の異常により栄養素がうまく吸収されない状態です。複数のビタミン不足を引き起こすことがあります。原因疾患の治療が中心となり、消化器内科での評価が必要です。

