犬が人を怖いと思っているときにみせるサイン7選

1.体を小さく丸める
犬が体を低くしたり、背中を丸めたりするのは、自分を弱く見せることで相手に「攻撃するつもりはありません」と伝えているサインです。
また、急所であるお腹を隠して守ろうとする本能的な動きでもあります。散歩中や知らない人が近づいたときに、地面に吸い付くように姿勢を低くした場合は、かなり警戒している証拠です。無理に引っ張ったりせず、その場から離してあげるなどの配慮が必要になります。
2.尻尾を足の間に巻き込む
尻尾は犬の感情が最も現れやすい場所です。恐怖がピークに達すると、尻尾を後ろ足の間にぎゅっと挟み込み、お腹に張り付けるような動作をします。
これは、自分のニオイを周囲に広げないようにして、存在を消そうとする心理の表れだと言われています。また、尻尾を振っていても、低い位置で硬く振っている場合は喜んでいるのではなく、緊張や不安を感じていることが多いので注意深く観察しましょう。
3.耳を後ろにピタッと倒す
犬の耳が頭の形に沿うように後ろへぴったりと倒れているときは、強い不安や恐怖を感じています。普段はピンと立っている耳が後ろに隠れるのは、相手に対して服従の姿勢を示しているか、あるいはパニックに近い状態にあることを示しています。
このとき、無理に頭を撫でようと手を出してしまうと、犬はさらに追い詰められたと感じてしまうため、まずは犬が落ち着くのを静かに待ってあげることが大切です。
4.白目が見えるほど目をそらす
犬にとって相手をじっと見つめることは「敵意」を意味します。そのため、怖い相手や状況から視線を外そうとするのは、争いを避けるためのサインです。
顔は正面を向いたまま、目だけをキョロキョロと動かして白目が見える状態は、非常に強いストレスを感じている証拠です。このサインが出ているときは、犬をじろじろ見つめず、あえて視線を外して安心させてあげましょう。
5.激しく震える
寒くないはずなのに小刻みに体が震えていたり、ガタガタと大きな震えが止まらなかったりするのは、極度の恐怖や緊張による生理現象です。人間が怖いときに震えるのと同じで、自分の意志ではコントロールできない状態にあります。
特に雷や花火などの大きな音が鳴っているときや、苦手な動物病院の待合室などでよく見られます。この震えに気づいたら、決して叱らずに、優しく声をかけるなどして寄り添ってあげてください。
6.何度もあくびをする・口を舐める
眠くないはずの場面で何度もあくびをしたり、ペロペロと自分の鼻や口の周りを舐めたりするのは「カーミングシグナル」と呼ばれる行動です。これは「自分を落ち着かせたい」「相手にも落ち着いてほしい」という気持ちを表しています。
叱られているときや、慣れない環境に置かれたときによく見られます。一見リラックスしているように見えますが、実は一生懸命に自分のストレスと戦っているサインなのです。
7.その場に固まって動かなくなる
恐怖が限界を超えると、逃げることも戦うこともできず、その場で石のように固まって動けなくなることがあります。これは「フリーズ」と呼ばれる状態で、置物のようにおびえている状態です。
散歩中に急に立ち止まって一歩も動かなくなったり、部屋の隅で固まっていたりする場合は、何かに強い恐怖を感じています。無理に引っ張って動かそうとせず、まずは何が怖いのかを周りから探り、安心できる環境へ導きましょう。
犬が恐怖を感じる主な理由

犬が何に対して恐怖を感じるかは、その子の性格や過去の経験によって大きく異なります。最も一般的なのは「大きな音」です。雷や花火、工事の音、バイクの排気音などは、聴覚が優れた犬にとって耐えがたい衝撃となることがあります。
また「見知らぬ対象」も恐怖の対象です。知らない人や他の犬、あるいは初めて見る傘や台車などに怯えることもあります。その他、注射をされた動物病院や、強く叱られた場所など、嫌な記憶と結びついた場所や状況も大きな原因となります。

