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4回試作してわかった!冷しゃぶをしっとりやわらかく仕上げるコツ

4回試作してわかった!冷しゃぶをしっとりやわらかく仕上げるコツ

料理にまつわるちょっとしたお悩みに、人気料理研究家・井上かなえ(かな姐)さんがお答えする、フーディストノートの公式連載。今回は、冷しゃぶを作るとお肉が硬くなったりパサついたりしてしまうというお悩みにお答えいただきます。4回の試作を重ねてたどり着いた、しっとりやわらかく仕上げるゆで方のコツは必見です!

こんにちは!かな姐です。

ゴールデンウィークが終わり、暑い日が増えてきたので、あっさりさっぱりしたものが食べたくなってきました。

しっかりたんぱく質を意識しつつ野菜や果物、炭水化物もバランスよく食べられるといいですよね。

さて、今回はこちらのご質問を選んでみました。

今回のお悩み相談:冷しゃぶのお肉をしっとりやわらかく仕上げるコツは?

豚ロースのしゃぶしゃぶ用のお肉を使って冷しゃぶを作ると、ゆでたときに少し硬くなったり、パサついたりすることがあります。また、お肉に白いもろっとしたようなものが付くのも気になります。しっとりやわらかく仕上げるゆで方のコツがあれば教えてください。

しっとりやわらかく仕上げる!豚しゃぶのゆで方

豚しゃぶについてです。

20年くらい前までは、しゃぶしゃぶといえば冬の温かい鍋料理が定番でした。

それを牛肉ではなく豚肉で、しかも鍋料理ではなく夏にぴったりの冷たい一品にしよう!ということで、まだ冷しゃぶが新しい料理だったころに、そのメニュー開発に携わったことがあって、今では懐かしい思い出です。

冷しゃぶって忙しい日や疲れた日でもささっと手間なくできて、間違いなくおいしいお助けメニューですよね。

豚肉をゆでるだけのシンプルな料理ではありますが、ゆで方やゆでた後の扱い方次第で、仕上がりの味が大きく変わることに、4回ほど試作を重ねる中で気づきました。

知っているのと知らないのとでは、ほんっとにおいしさのレベルが違ってくるので、これは試す価値ありだと思います!

今回使ったお肉は豚ロースのしゃぶしゃぶ用のお肉です。

しゃぶしゃぶ用

お肉を4種類(国産豚ロースしゃぶしゃぶ用、国産豚ももしゃぶしゃぶ用、国産豚こま切れ肉、アメリカ産豚ロース切り落とし肉)買って、それぞれで冷しゃぶを作ってみたのですが、一番おいしかったのがこの豚ロースしゃぶしゃぶ肉で、次においしかったのがアメリカ産のロース切り落とし肉でした。もも肉とこま切れ肉はお肉自体の品質があまりよくなかったのか、口の中に入れたときに固い部分があったり、逆に肉が薄すぎてバラバラにちぎれてしまったりして、仕上がりがあまりよくありませんでした。

買うお店によっても違いがあるかもしれませんが、安定しておいしいのは豚ロース肉(背ロース)だなと思いました。

まずは豚肉をゆでるためのお湯ですが、1000mlの水を鍋に入れて強火にかけます。

ここに塩、砂糖、酒を入れて煮立たせ、ボコボコと沸騰してきたら、火力を最小に落とします。

ボコボコしないくらいの火加減

2~3枚

ここにお肉を入れますが、一度に2~3枚くらいにとどめます。

トレーからお箸で肉を持ち上げ、鍋の中に入れたらそのまま箸を離さずにゆらゆらと常に揺らしながら火を通します。

揺らし続ける

揺らし続けることで肉がトレーの中で折れ曲がっていた部分が広がり、肉全体にまんべんなく火が通ります。

色が完全に白くなってしまう直前、うっすらピンク色くらいを目安に肉を引き上げ、ざるの上に広げます。

引き上げのタイミング

このとき、氷水に肉を入れて冷やす必要はありません。

あくまでもざるの上に広げるだけ。

ざるの上に肉を広げる

ざるの下に自然に余分な湯が切れていくようにしながら、残りの肉も続いてゆでては広げる、を繰り返します。

ラップして冷ます

全部ゆで終わったら、ふんわりとラップをかけてそのまま室温で冷ますだけです。

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