喧嘩になると「別に」の一点張り
そんなモヤモヤを抱えたまま過ごしていたある日、私は思い切って、「最近、ちゃんと会話できてない気がする」と伝えてみました。
すると彼は黙り込み、「別に」「大丈夫」としか返さなくなったのです。目も合わせず、スマホを見たまま。「怒ってるの?」と聞いても、「別に」の一点張りでした。
その後も、少しでも気まずい空気になると、彼は完全にシャットダウンするようになりました。メッセージを送っても既読スルー。電話にも出ない。「今は考えたくない」と言われ、話し合いそのものを避けられるようになっていったのです。
私は次第に、「また彼を黙らせてしまうかも」と怖くなり、自分の本音を飲み込むようになっていきました。
でもある日、ふと気づいたのです。「私、この関係を続けるために、ひとりで頑張り続けてない?」――そう思った瞬間、それまで張り詰めていた糸がぷつんと切れたような気がしました。
私はその後、静かに彼との関係を終わらせました。当時の私は、“沈黙=穏やかさ”だと思い込んでいました。でも言葉にしないことで問題から逃げ続ける関係は、少しずつ相手の心を削っていくのだと痛感しました。
もちろん、無口なこと自体が悪いわけではありません。ただ、本当に大切なのは“うまく話せること”よりも、“向き合おうとしてくれる姿勢”なのだと、今は強く感じています。
著者:桐島千夏/40代女性・母子家庭のママ。フリーのライターとして活動中。恋愛をはじめ、過去の体験談などを執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※AI生成画像を使用しています
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