こんにちは。
インテリアコーディネーターのアダチツヨシです。
新生活の幕開けから1ヶ月が経過し、気合で乗り切ってきた緊張の糸がふと緩むこの時期。
なんだか部屋がどんより見える、外から帰ってきてもオンオフが切り替わらない……。そんな「五月病」の一歩手前にいるあなたに試してほしいのが、収納術でも大掃除でもない、「視線の先」を整えるというアプローチです。

空間の質を左右する「フォーカルポイント」の魔法

以前、この連載でも「フォーカルポイント」についてお話ししたことがあります。 これは、人の視線をどこに集め、どう動かすかを計算して配置することで、空間に入った瞬間の印象をコントロールする手法のこと。心地よい緊張感や安心感を生み出す、インテリアにおいて極めて重要な要素です。
実は、部屋に入った瞬間に人の視線が自然と吸い寄せられる場所は決まっています。
それは、入り口から最も遠い「部屋の対角線上にある奥の角」です。
「一点豪華」が脳にポジティブな錯覚を起こす
部屋全体が散らかっていると、それだけで脳はストレスを感じます。しかし、一度にすべてを解決しようとすると疲れてしまいますよね。
まずは、この「対角線上の角」だけを徹底的に整えてみてください。 パッと目に入った景色が美しいだけで、脳は「この部屋は整っている」とポジティブな錯覚を起こします。すると不思議なことに、他の箇所の雑多な印象が薄れる効果があるのです。


