「インスリンの分泌を促す飲み物」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「インスリンの分泌を促す飲み物」はご存知ですか?医師が徹底解説!

インスリンの働き

インスリンの働き

インスリンの主な働きは、血液中の糖を細胞に取り込むことです。また、細胞にエネルギーを蓄える・たんぱく質や脂質の代謝に関わる作用があるといわれています。

糖を細胞に取り込む

インスリンは血液中の糖を、脂肪や筋肉の細胞に取り込み、血糖値を下げる作用があります。
血液中の糖をエネルギー源として利用するためには、インスリンが働いて糖を細胞に取り込むことが必要です。
食べ物や飲み物を摂取すると、血糖値が上がります。インスリンの働きによって、血液中の糖を細胞に取り込み、血糖値が高くなりすぎないように抑えることによって、血糖値は調節されています。

エネルギーを蓄える

インスリンはエネルギーを蓄えるために働く作用があります。
食べ物を摂取して、使いきれず余ったエネルギーは、体内のエネルギーが不足したときに利用できるよう、肝臓や筋肉、脂肪細胞に貯蔵されます。
糖質はそのままの形では貯蔵できません。そのため、インスリンが糖に作用し、肝臓や筋肉、脂肪細胞に貯蔵できるような形に合成します。

血糖値のバランスを維持する

インスリンは血糖値のバランスを維持する働きがあります。
肝臓からの糖の放出を抑制し、筋肉や脂肪組織に糖の取り込みを促進させることにより、血糖値のバランスを保っています。

脂肪の合成を促進する

インスリンは脂肪細胞への糖の取り込みを促進し、中性脂肪の合成を促進します。また、脂肪分解を抑制する作用もあります。

たんぱく質の合成を促進する

インスリンは細胞への、アミノ酸の取り込みを活性化させ、たんぱく質の合成を促進する働きがあります。また、たんぱく質の分解を抑制する働きもあり、たんぱく質の代謝に関係するといわれています。

インスリンの分泌を促す飲み物

インスリンの分泌を促す飲み物

高血糖を招きにくく、インスリンを適切に分泌させる作用がある飲み物には、乳たんぱく質やポリフェノールを含むものなどが報告されています。コーヒーなどに含まれるカフェインのように、インスリンの感受性を低下させるといった反対の効果の報告もあります。1種類の飲み物に偏らず摂取することをおすすめします。

以下がインスリンを適切に分泌させる作用がある飲み物ランキングです。

1位:牛乳

牛乳に多く含まれるたんぱく質のホエイとカゼインは、インスリンの分泌を促進する働きがあると報告されています。また、インクレチンホルモンを通じて間接的にインスリンの分泌を促す可能性があるといわれています。
牛乳はたんぱく質だけでなく、乳糖や乳脂肪などいろいろな栄養素を含む飲み物です。大量に摂取することは、カロリーオーバーにつながり肥満を招く場合があります。
低脂肪乳の摂取により、インスリン抵抗性が改善されるという報告もあります。
濃厚牛乳や普通牛乳より、低脂肪牛乳の摂取がおすすめです。

2位:緑茶

緑茶に多く含まれるポリフェノールがインスリンの分泌を亢進させる作用があるといわれています。
緑茶に含まれる、エピガロカテキンガレートというポリフェノールがインスリン分泌を増強する働きがあるrます。

3位:紅茶

紅茶も緑茶と同様に、ポリフェノールがインスリンの分泌を亢進させるという報告があります。
紅茶に含まれる、エピガロカテキンガレートやタンニン、テアフラビンなどのポリフェノールがインスリン分泌を増強する働きがあるといわれています。

4位:豆乳

豆乳は血漿アミノ酸の増加とインクレチンホルモンのGIPがインスリン濃度を増加させる働きがあるという報告があります。

5位:コーヒー

コーヒーはクロロゲン酸やマグネシウムなどさまざまな栄養素が含まれ、GLP-1分泌の亢進やインスリンの感受性の改善により糖代謝の改善効果があるといわれています。

しかし、カフェインの急性的な効果にはインスリンの感受性を低下させる可能性もあるため、注意が必要です。長期的なコーヒーの効果としては糖尿病のリスクを低下させると言われていますが、これはクロロゲン酸などのポリフェノールの効果が主体と考えられます。このため、カフェインレスのコーヒーの摂取がおすすめです。

配信元: Medical DOC

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