私の娘は体が小さく、歩くスピードもゆっくりです。そのため、小学校生活についていけるのか、不安を感じていました。とくに、自宅から小学校までは距離があり、小さな体で長い道のりを歩くのはひと苦労です。
入学後の1カ月間は、地域ごとに分かれて集団下校をする決まりだったので、私も少し安心していたのですが――。集団下校の初日に、血の気の引く出来事が起こったのです。
集団下校なのに娘が…
入学式を終えて、初めての登校日。朝は私が付き添って登校しました。帰りは地域ごとに分かれて集団下校をするので、私は娘のグループが通る大通りで帰りを待っていました。
すると、遠くから小さな1年生たちが歩いてくる姿が見えたので、私は娘の姿を探したのですが……なぜかどこにもいないのです!
引率の先生の言葉にパニック
驚いた私は、引率の先生に「娘がいないのですが……」と声をかけました。すると先生は、子どもたちを見回し「あれ? 確かにさっきまでいたのですが……」と言ったのです。
どうやら娘は集団下校のグループからはぐれてしまっていたようです。しかし、先生はそのことに気づかないまま引率を続けていたのでした。
先生は先頭に立って子どもたちを引率していました。しかし、小柄な娘は歩く速度が遅く、途中でついていけなくなってしまったのかもしれません。私は先生の言葉を聞いて、血の気が引くほど動揺しました。

