「地域で育てる」部活動へ
部活動改革は、単に活動の場所が変わるだけではありません。
学校だけで支えてきた活動を、地域全体で支える仕組みへと変わっていく中で、指導者、地域団体、学校がどのように連携していくかが問われています。
まだ模索の途中ではあるものの、鯖江市の取り組みからは、「地域で子どもを育てる」という新しい部活動の姿が少しずつ見え始めていました。
「吹奏楽のまち」でもある鯖江【鯖音フェス!】が大盛り上がり
この日、指導会が行われた会場に隣接する東公園芝生広場では、音楽イベント「鯖音フェス!」も開催されました。

鯖江市は、国産メガネフレームの生産シェア90%以上を誇る眼鏡産業の中心地であり、「めがねのまち」として全国的に広く知られています。一方で、「吹奏楽のまち」としての特色も有する鯖江市。「鯖音フェス!」は、鯖江高校吹奏楽部の学生が中心となって企画・運営した新たな試みで、演奏ステージのほか楽器体験コーナーや探究学習の成果を展示するブースなどが並びました。

楽器体験コーナーでは、子どもから大人まで多くの来場者が参加。初めて触れる楽器に戸惑いながらも、音が出た瞬間に笑顔が広がります。
また、鯖江市が2019年度から実施している幼児期の視力不良の早期発見や目の健康増進を目的とした「眼育プロジェクト」の一環で制作したかるたや絵本の紹介・体験型ブースのほか、ものづくりが盛んな鯖江市ならではの、眼鏡の素材のキーホルダー作り、レース素材のリボン作り、ゴミ箱作りの体験ワークショップブースもあり、親子連れで大いに賑わっていました。
さらに、鯖江高校探究科では、経済や経営に関心のある生徒が、地域活性化に貢献しようとカフェを運営。この日もイベントを盛り上げるために「サバコーカフェ」を出展。スムージーやアイスコーヒーを求める来場者の長蛇の列ができるなど、高校生たちが主体的に地域と関わる姿が見られました。
市の関係者は、「高校生が地域の大人と関わる機会をつくることで、地域への愛着を育てていきたい」と話します。

地域活性化に興味のある学生たちは、鯖江市にある商店街で提供されている商品の販売&PRブース「サバコーカフェ」を出展。コーヒーやジュースを販売しながら、地域の商店街についての解説もしていました。
