ユッケの安全性と食べるためのポイント
ユッケは生肉料理であるため、安全性が非常に重要視されます。2011年10月1日に食品衛生法に基づく生食用牛肉の処理に関する規格基準が改定され、ユッケを提供する上での規制が大幅に強化されました。現在、生食用牛肉として提供されるためには、以下のようないくつもの厳しい条件をクリアする必要があります。
■1. 加熱殺菌:
肉塊の表面から深さ1cm以上の部分までを60℃で2分間以上加熱殺菌すること。
■2. トリミング(切除):
加熱殺菌後、表面を切り落とし、中心の部分のみを生食用とすること。
■3. 無菌状態での加工:
他の設備と明確に区分された専用の衛生的な場所で、専用の器具を使って加工すること。
■4. 菌検査:
腸内細菌科菌群が陰性であることなど、微生物検査を義務付けられている。
■5. 有資格者:
生食用食肉の加工・調理は、「認定生食用食肉取扱者」が行うこと。
これらの厳しい基準をクリアし、厚生労働省が認可または認定した「生食加工場」で作られたユッケのみが、安全に流通・販売されています。
おうちで楽しむ!濃厚アレンジユッケレシピ
家庭で生の牛肉を使ったユッケを作るのは難しいですが、マグロやサーモンなど、旨みが強く手軽な食材を使えば、ユッケ風の濃厚な味わいを満喫できます。今回は、絶品ユッケ風のアレンジ丼レシピを2つご紹介します。

サーモンユッケ卵丼
【材料・2人分】
サーモン(刺し身用)…90g、卵…2個、貝割れ菜…1/5パック、しょうがのせん切り…少々、温かいご飯…小どんぶり2杯分、白いりごま…少々、焼き肉のたれ(市販品)…大さじ2
【作り方】
1.サーモンは粗くたたき、焼き肉のたれであえる。
2.器にご飯を盛り、貝割れ菜を散らし、1のサーモンをたれごとのせ、卵を割り落とす。しょうがを添えてごまをふる。
(1人分477kcal、塩分1.2g 調理/井澤由美子 栄養計算/スタジオ食)
▶教えてくれた人 井澤由美子 先生

料理家、国際中医師、国際中医薬膳師。旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理に定評がある。新聞、雑誌、カタログ、イベント、書籍など数多くを手掛け、NHK「きょうの料理」「あさイチ」「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組にも出演。

ユッケ風アボカド納豆丼
【材料・2人分】
温泉卵…2個、納豆…2パック(約80g)、アボカド…1個、温かいご飯…300g、焼き肉のたれ…大さじ2
【作り方】
1.アボカドは1.5cm角に切る。
2.納豆をパックの中でよく混ぜ、焼き肉のたれを等分に加えてさっと混ぜる。器にご飯を盛り、アボカドを縁に沿って並べ、納豆を中央にかけて温泉卵をのせる。
(1人分569kcal、塩分1.7g 調理/武蔵裕子 栄養計算/スタジオ食)
▶教えてくれた人 [LINK(https://www.lettuceclub.net/recipe/coordinator/379/)]
武蔵裕子先生[/LINK]
ユッケは、厳しい規格基準とそれを守る人々の努力によって、美味しさを楽しむことができています。ユッケの深い歴史と安全への配慮を知ることで、さらに美味しく、安心してユッケを楽しんでくださいね。
文=レタスクラブ 監修=齋藤久美子(栄養士)

