その人はだれ?
氷川家が引っ越してきてから、2か月がたったころ…。
娘を寝つかせたあと、無性にアイスが食べたくなった。夜中だったががまんできず、夫に娘をまかせてコンビニに行こうと家を出た。
すると、瑠美さんが玄関前で、見知らぬ男の人と親しげに話していたのだ。
私は思わず「あっ…」と声をもらしてしまい、そこからなんと声をかけていいのかわからず、気の抜けた表情で数秒かたまってしまった。
その様子を見た瑠美さんは、私が何が言いたいのかをさとったかのように、あっけらかんと言った。
「あぁ〜鹿目さん!こんな時間にめずらしいですね!あ、この人は気にしないでください。ただの彼氏なんで!」
「あ、か、彼氏?」
突然、知り得た情報に理解が追いつかなかった。それまで、そういった類の話を聞かなかったので、まさかいい感じになっている相手の人がいたとは…。
そして、この男性が瑠美さんの“愛人”だったと知るのは、もう少し後の話になる。
あとがき:大きなお世話とわかっていても
女手一つで子どもを育てるのは大変なことですよね。わかくして母となった瑠美の行動の異変に気づき、ライを気にかけるサチ。「大きなお世話」と心のなかで思いつつも、同じ子どもを育てる母親として、ライくんの心配をせざるを得なかったのでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: 七遥 玲
(配信元: ママリ)

