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「歯が少ない」と“健康格差”に影響? 男性・うつ症状・心臓病のある人は特に注意!

「歯が少ない」と“健康格差”に影響? 男性・うつ症状・心臓病のある人は特に注意!

東京科学大学の研究グループは、全国の高齢者を対象とした大規模調査をもとに、歯の喪失が健康寿命や死亡リスク、健康格差にも関係していることを発表しました。特に歯が少ない高齢者で死亡リスクが高まる傾向にあり、男性や心疾患のある人ではこの影響がより強く表れる可能性も示されています。発表内容について宮島先生に伺いました。

宮島 悠旗

監修歯科医師:
宮島 悠旗(歯科医師)

東京歯科大学千葉病院にて臨床研修医終了 / 東北大学大学院歯学研究科口腔発育学口座顎口腔矯正学分野助教 / 宮島悠旗ブライトオーソドンティクス開業/ 著書「国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”-世界で活躍する人の『デンタルケア』-」(幻冬舎)出版 / 合同会社T&Y Connection設立 / ASIA GOLDEN STARAWARD(企業家賞)受賞 / 著書「歯並び美人で充実人生-幸せを呼ぶゴールデンスマイル-」(合同フォレスト)出版 / 株式会社オーティカインターナショナル認定講師 / 現在は宮島悠旗ブライトオーソドンティクス代表としてフリーランス矯正歯科医を行っている / 専門は矯正歯科(Invisalign®︎、小児矯正、Myobrace®︎、マルチブラケット、アンカースクリュー、PBMオルソ(光加速矯正装置)

研究グループが発表した内容とは?

編集部

東京科学大学の研究グループが発表した内容を教えてください。

宮島先生

東京科学大学の研究グループは、全国の65歳以上の高齢者約4万8000人を対象に大規模な追跡調査を行い、「歯の喪失」と健康寿命や死亡リスクとの関係を分析しました。分析の結果、経済状況や学歴などの社会経済的な差によって生じる「健康格差」のうち、約12%が歯の喪失で説明できると分かりました。
特に、社会的に不利な立場の人ほど歯を失いやすい傾向にあります。また、約6万9000人を対象とした別の研究では、歯が20本未満の高齢者で死亡リスクが高いことも明らかになりました。さらに男性や心疾患のある人、抑うつ症状がある人では、その影響がより強く表れる可能性も示されています。
これらの結果から口腔の健康を保つことは、高齢者の健康寿命を延ばすだけでなく、健康格差の縮小にもつながると考えられています。

歯の健康はなぜ大事? 「8020」運動とは?

編集部

歯の健康を保つ重要性について教えてください。

宮島先生

歯の健康は、単に食べ物を噛むためだけでなく、会話や食事を楽しみ、豊かな生活を送るためにも大切です。むし歯や歯周病が進行すると歯を失いやすくなり、食生活や日常生活、全身の健康にも影響するとされています。
今回の研究では、歯が多く残っており、しっかり噛める高齢者ほどQOL(生活の質)や活動能力が高いことも示されています。口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防や身体機能の改善にもつながる可能性があります。現在は「80歳で20本以上の歯を保つ」ことを目指す“8020運動”も進められています。毎日の歯みがきや定期的な歯科受診を心がけ、歯と口の健康を守っていきましょう。
配信元: Medical DOC

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