「パプリカとピーマンの違い」についてよくある質問

ここまでパプリカについて紹介しました。ここでは「パプリカとピーマンの違い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
ピーマンが熟すとパプリカになるのでしょうか
池田 早苗
ピーマンもパプリカも、どちらもナス科トウガラシ属の野菜ですが、それぞれ別の品種です。ピーマンは、未熟な緑色のうちに収穫されることが多く、完熟すると赤くなりますが、それは「赤ピーマン」と呼ばれ、パプリカとは異なります。一方パプリカは、緑色の未熟な状態から完熟すると赤・黄色・オレンジ色などに色づき、甘みが強くなるのが特徴です。
パプリカがカラフルな色をしているのはなぜでしょうか
池田 早苗
パプリカがカラフルな色をしているのは、成熟の過程で含まれる色素が変化するためです。もともとパプリカは未熟なうちは緑色で、この時期は葉と同じ「クロロフィル(葉緑素)」という色素が多く含まれています。成長して完熟するとクロロフィルが減り、代わりに赤パプリカではカプサンチンなどの赤色系色素、黄パプリカではβ-カロテンやルテインなどの黄~オレンジ色系色素が多くなります。また、オレンジパプリカでは赤色系と黄色系の色素が混ざることでオレンジ色に変化します。このように、それぞれの色素によってパプリカは鮮やかな色を持つようになります。
まとめ
パプリカとピーマンは、大きさや収穫時期、味、食感、栄養価などに違いがあります。パプリカはビタミンCやβ-カロテン、ビタミンEが豊富で、免疫力向上や美肌づくり、ストレス軽減などの効果が期待できます。また、色によって栄養素の含まれる量が異なりますが、パプリカとカラーピーマンは植物学的に明確な違いはないとされ、栄養成分上の区分は同じです。パプリカやピーマンそれぞれの特徴を活かし、調理法や料理に合わせて使い分けながら、日常の食事に効率的に取り入れていきましょう。

