脳トレ四択クイズ | Merkystyle
産後に骨盤矯正は本当に必要?産婦さんの疲労回復に鍼灸治療という選択肢

産後に骨盤矯正は本当に必要?産婦さんの疲労回復に鍼灸治療という選択肢

■骨盤の不安定さを感じている人

半年以上経過しても骨盤に不安定さを抱えている人は、「産後の肥立ち(ひだち)」が順調ではない人と言えます❼。「産後の肥立ち」とは、産後の体力回復を指す言葉です。産後の回復に時間を要している人は、虚弱体質だと思われがちですが、私は「床上げ」や出産時における「胎児の大きさ」が関係していると考えています。「床上げ」とは、「出産後、出産時に流出した血液を補充するために必要な体力の回復時期」のことを言います。一般的に、「床上げ」は3週間が良いとされています。 「産後の肥立ち」に時間を要している人は、以下の人たちが考えられます。

1.出産時が30歳未満で床上げの時期が3週間未満の人(通常分娩の人) 2.出産時が30歳以上40歳未満で床上げの時期が4週間未満の人(通常分娩の人) 3.出産時が40歳以上で床上げの時期が5週間未満の人(通常分娩の人) 4.出産時の出血量が500ml~1ℓで1~3の上記期間プラス1週間に満たない人(異常分娩(帝王切開)の人) 5.出産時の出血量が1ℓ以上で1~3の上記期間にプラス2週間に満たない人(異常分娩(帝王切開)の人)

出産後に不調を感じて来院される場合は、「床上げ」の適正な時期をご存じない人が多い印象です。同時に、ご家族が近くにおられず、産婦人科を退院後、動かざるを得なかったという人も少なくありません。これから、出産を予定している人は、出産後ご協力いただける人を探し、なるべく3週間はゆっくり出来る環境の検討を勧めます。 また、骨盤に不安定さを感じている人は、胎児が3,500gを超えている人に多い印象です。4,000gを超えた人は、股関節に痛みを訴えて来院されます。骨盤の大きさによりますが、胎児の大きさに関係しているのではないかと考えています。

この他の理由は、からだの使い方です。妊娠中は、胎児が大きくなるにつれて、筋肉の緊張する部分が妊娠前と徐々に変化してきます。出産後、妊娠前と同じからだの使い方に戻らない人は、骨盤に不安定さを感じているように思います。このような人たちは、時間を見つけて、下半身の柔軟体操をすることが大切です。ヨーガ(YOGA)のポーズもお勧めです。 晒(さらし)の着用も有効です。妊娠中は、骨盤の安定、冷えの防止、胎児の安定を目的として、妊婦さんは晒を巻きます。当院では、逆子が改善した人には、必ず晒(さらし)の着用を推奨しています。 子宮復古(しきゅうふっこ)に必要な産褥期は、6週間から8週間とされています。子宮復古とは、妊娠して大きくなった子宮が元の大きさに戻ることを言います。機能が回復したことを示す兆候が、生理の再開です。 出産後も、生理が再開する頃までは、晒(さらし)を着用すると、骨盤の不安定さ解消につながります。骨盤周囲の保温にも役立ちますので、産後に尿漏れするという産婦さんには有効です。

■骨盤に不安定さを感じる人に鍼灸治療は最適です

出産後、ゆっくり休むことが出来ない人は、鍼灸治療をすることで、体力の回復や症状の消失が可能です。また、母乳の出が悪い人は肩や背中が凝っています。鍼灸治療をすると、凝りがほぐれ、母乳がたくさん出るようになります。 お子様の蕁麻疹、便秘や夜泣きなどの症状改善にも効果がありますので、合わせてご利用戴きたく思います❽。 順調な「産後の肥立ち」をご希望の人は、お近くの鍼灸院か鍼灸師が勤務している医療機関にお問い合わせをお願い致します。 「産後の肥立ち」や鍼灸治療について詳しく知りたい人は、清野鍼灸整骨院ホームページ内にある「お母さんのための子育て学」をご参照戴きたく思います。

[参考文献] ❶人口動態統計速報(令和7(2025)年12月分)を公表します ❷逆子(さかご)は妊婦さんの不調を胎児が知らせるサイン!?逆子治療に鍼灸治療は有効! ❸出産準備の一環!産後のマイナートラブルへの対策 赤ちゃんのいる暮らし研究所 アカチャンホンポ ❹約2300人のママが回答!出産前に知っておきたかった「産後トラブル」TOP13 ミキハウス ❺産後の骨盤矯正、本当に必要? -妊娠中〜産後の骨盤について- 産婦人科オンラインジャーナル ❻骨盤矯正とは何か? ― 医療としての骨盤矯正の考察 ― ❼産後の体調を良くする方法は?産婦の日常生活開始時期が大きく関与する!? ❽授乳中に冷たい物を飲食すると赤ちゃんに影響が?授乳中のお母さんが気をつけるべき生活習慣について

(清野 充典/鍼灸師)

配信元: JIJICO

提供元

プロフィール画像

JIJICO

JIJICOでは、今のトレンドや話題のニュースをテーマに取り上げ専門家が独自の視点で徹底解説。弁護士、公認会計士、税理士、社労士、医師、ファイナンシャルプランナー、心理カウンセラーなど多彩な執筆陣が揃い踏み。読者の疑問や悩み、問題解決のヒントとなる情報を提供します。