俳優の高橋一生が主演を務める連続ドラマ「リボーン〜最後のヒーロー〜」(テレビ朝日系、火曜午後9時)。物語が進むにつれ、先の読めない展開が多くのドラマファンの心を捉えて離さない。この手の作品は、散りばめられた細かいヒントが点となり、それが少しずつつながり1本の線になるのが鉄則。何気ない場面でも、それが大きな伏線になっているパターンは少なくない。そんな注目作の第6話(19日放送)で「気になる」シーンがあった。それは、過去を生きる根尾光誠(高橋)がふと見せた日常の所作で、彼の内面に起きている「決定的な違和感」を裏付けるもの。当然、考察班は見逃さず、その「意味」を巡りSNSにさまざまな反響が寄せられている。
「リボーン」これまでの流れ
2026年、IT企業「NEOXIS」の社長として成功を収めた光誠は、その横暴な言動から世間激しいバッシングを浴びるようになっていた。側近たちも次々と離脱する窮地に陥るなか、ある日、光誠は通い慣れた神社の階段から何者かに突き落とされてしまう。目を覚ますと、そこは14年前の世界。光誠は、転落に巻き込んだ野本英治の息子・英人として生きていた。この時代にも本物の「根尾光誠」が存在することを知った光誠は、英人として生きる決意を固め、自分を突き落とした犯人捜しに乗り出す。
光誠は、かつて自分が潰そうとした「あかり商店街」の再生に関わることになり、14年分の記憶を武器にトレンドを先取りする戦略で商店街を活性化させていく。さらに、英人がプロポーズしていた金平更紗(中村アン)を芸術家としてブレイクさせたほか、NEOXISを半導体事業でも成功に導いたが、光誠が過去を変えたことで、その先の「未来」が徐々に変わり始めてしまう。
そんななか、手違いで海外出張へ向かった本物の光誠の影武者として、光誠は自社ビル用地の交渉に臨むことになる。相手の篠宮愛(星野真里)から好意を向けられた光誠は「僕には思う人がいる。絵を描くのが好きで、ふるさとを大事にしている人」と実直に回答。その誠実さが相手に受け入れられ、NEOXISは無事に土地取得に成功した。
一方、出張から戻ってきた過去の光誠は、篠宮からのメールにあった「絵とふるさとを愛するその人を大切に」というメッセージの意味を秘書の英梨(横田真悠)に尋ねる。英人の妹の英梨は「更紗さんのことかも」と答え、兄との仲は友達以上恋人未満だと説明。その瞬間、光誠の顔が強張った。後日、光誠は春祭りに参加。踊っている最中に突然倒れて入院した。
ハンバーガーの「食べ方」が意味すること
2年間の眠りから目覚めた光誠は、光誠の側近・友野達樹(鈴鹿央士)を介してNEOXISのアドバイザーに就任した。しかし、歴史が変わりつつある世界線では彼の知る「未来の記憶」が通用せず、東京五輪関連事業の参入や銀行買収を巡るアドバイス、さらには商店街の危機を救うための競馬予想まで外し、契約解除に追い込まれてしまう。その後、光誠の予想していた結果が違うレースでハマるなど、劇的には変わってはいないものの、未来が自分が知るものとは異なる結果になることに焦りを覚えた。
20年、世界中で新型コロナウイルスが流行。東京五輪が1年延期になるなか、この時代を生きる光誠はひとり社長室でワインを飲みながらハンバーガーを食べていた。東京の街を見下ろしながら「未来か…」と意味深につぶやく。遠く離れた神社から、本物の光誠がNEOXIS本社を見上げ、「歴史を変えて成功を得た者は、死という代償を払うことになる。未来を変える…? 俺は何を守ろうとしているんだ?」と心のなかでつぶやいた。
違和感があったのは、過去の光誠がハンバーガーを食べるシーン。彼がハンバーガーを食べるところはこれまでも何度もあったが、本物の光誠は必ずナイフとフォークを使用。東日本大震災のボランティア活動の現場でさえも、プラスチック製のナイフとフォークを使っていた。そんな彼が「手づかみ」で食べる姿に違和感を覚えた視聴者は多く、SNSには
「手づかみで食べてる!」
「ハンバーガーの食べ方ね…」
「ハンバーガー、手で持ってむしゃむしゃしてたわよ」
「ハンバーガー鷲づかみ」
などのコメントが寄せられた。SNSでは、過去の世界で光誠と英人の人格が入れ替わっている説を推す視聴者も多く、その視点から、
「1話を確認すると元根尾はハンバーガーもサブウェイぽいサンドもカトラリー使って食べてたから、やっぱり中身は別人ってこと?」
という予想も見受けられた。
「リボーン〜最後のヒーロー〜」とは?
「時代のカリスマ」と称され、事業で成功を収めた青年実業家が何者かに階段で突き落とされ、まさかの転落死…したはずだったが、彼が目覚めたのは、14年前の世界だった。しかも彼は、さびれたシャッター商店街にあるクリーニング店の跡取り息子に転生。突如、人格も生活も真逆の人生を歩むことになった彼が、26年に自分を殺した犯人を探し出すことを決意し、やがて、苦境に立つ庶民の立場で、富と名声を極めた上層階級と対決していく。

