
和室客室とリビングルーム
世界遺産・斎場御嶽と同じ山に位置し、自然と現代美術の共生をテーマに活動している現代美術館・南城美術館が、6月1日(月)、斎場御嶽のほとりに滞在型アートヴィラ「ARTVILLA 橘邸(たちばなてい)」をグランドオープンする。
東アジア現代美術を軸とした展示空間へ
情報と映像があふれる現代において、美術館の在り方もまた大きな転換期を迎えているそう。
世界的巨匠や名品は大規模美術館へ集中する一方、多くの地域美術館は新たな価値創造を求められているという。

南城美術館
そのような時代背景の中、東アジア現代美術を中心とした展覧会や文化体験プログラムを展開している南城美術館は、「鑑賞する場所」としての美術館から「滞在し、体感し、心を整える場所」へとその役割を広げ、新たな文化体験の創出を目指している。
南城美術館は近年、展示室のセキュリティシステムおよび照明環境を刷新してきた。それにあわせてコレクション構成を再編。日本・中国・韓国を中心とした東アジア現代美術へと展示の軸を定め、草間彌生さん、パク・ソボさん、曽梵志、張暁剛さんをはじめとする、東アジアを代表する作家たちの作品を持って東アジア近現代美術の文脈を横断する独自の展示空間が作られた。
滞在できる美術館「ARTVILLA 橘邸」
また、今回開業する「ARTVILLA 橘邸」は、旧「西大学院」学長夫妻の居室および旧茶道教室を改装し、“滞在できる美術館”として誕生する、一棟貸し型のアートヴィラ。
邸内には、1937年以降に文化勲章を受章した日本洋画界の巨匠18名による原画作品を常設展示し、日本近現代洋画史の流れを宿泊体験とともに体感できる希少な空間だ。

琉球畳客室、

日本畳客室、

洋室、

キッチン・ダイニングを完備し、

太平洋と原生林を望むリビングには、1960年代に東京で製作された白いグランドピアノ、沖縄の職人による特注スピーカーや演奏用三線、人間国宝による茶道用沙張などの調度品を配置。
器物・空間・自然・音・光が互いに呼応し合うことで、「アートを鑑賞すること」を超えた「アートと共に暮らす時間」を提供する。

浴室
宿泊定員は最大8名(推奨4〜6名)。静寂と対話を大切にした、プライベート性の高い滞在空間が広がる。
