数年後、元カノに偶然再会し…
ある日のこと。妻とよく行くレストランで、偶然元カノを見かけました。
彼女は昔と変わらず派手な雰囲気で、隣にいた男性に何やら不満をこぼしていました。
「もっと気が利く人だと思ったのに」「これくらいしてくれてもよくない?」――その言葉を聞いた瞬間、僕は「あぁ、彼女はあのころと何も変わっていないんだな」と感じました。
軽く会釈だけして店を出ようとすると、彼女は驚いたようにこちらを見ていました。そして、追いかけて声をかけてきたのです。
そのとき僕は笑いながら、「結婚生活って、思っていた以上に楽しいよ」と伝え、その場を後にしました。昔の僕なら、「見返したい」という気持ちでいっぱいだったと思います。でもその日は、不思議と優越感よりも、「今の自分でよかった」という安心感のほうが大きかったです。
相手に何かをしてあげたいと思う気持ちは大切です。でも、それを当然だと思わず、「ありがとう」を伝え合える関係こそ、長く続くのだと思います。
元カノのことはつらい思い出でもありますが、人との向き合い方を考えるきっかけになったという意味では、僕にとって必要な経験だったのかもしれない――今ではそう感じています。
著者:桜餅太郎/30代男性・社会人4年目のサラリーマンで、趣味は釣りに行くこととその場で本を読むこと。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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