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「歯周病」の初期症状を見逃さないために―進行の段階ごとに表れる症状のサイン

「歯周病」の初期症状を見逃さないために―進行の段階ごとに表れる症状のサイン

歯周病の進行度別の症状と特徴

歯周病は一夜にして重症になるわけではなく、段階的に進行します。それぞれの段階で現れる症状のサインを知っておくことで、自分の口腔内の状態を把握しやすくなります。ここでは進行度別のサインを解説します。

軽度・中等度の歯周病に見られるサイン

軽度の歯周病(歯肉炎の段階)では、歯ぐきの腫れや出血が主なサインです。この段階では、歯槽骨へのダメージはほとんどなく、適切なケアを行うことで回復が期待できます。歯ぐきが赤くなっている、歯磨きのたびに出血するといった変化が見られた場合は、歯肉炎のサインとして捉えることが大切です。

中等度の歯周病になると、歯ぐきの腫れや出血に加えて、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深くなります。歯周ポケットが深くなると、さらに細菌がたまりやすくなり、炎症が広がります。口臭が目立つようになったり、冷たいものや熱いものが歯にしみたりといった症状が現れることもあります。

重度の歯周病に見られるサインと合併症状

重度の歯周病になると、歯槽骨が大きく失われ、歯がぐらつくようになります。歯と歯ぐきの境目が大きく下がり、歯の根元が露出するため、見た目にも変化が出てきます。ひどい場合には、歯が自然に抜け落ちてしまうこともあります。

重度の歯周病では、歯ぐきから膿が出たり、歯ぐきを押すと痛みを感じたりといった症状も現れます。こうした段階まで進行してしまうと、治療も長期にわたる可能性があります。日常的に自分の口腔内のサインに注意を払い、異変を感じたら早めに歯科を受診することが、歯を守るうえで大切な習慣です。

まとめ

歯周病は、放置すると糖尿病リスクの上昇や認知症との関連など、全身の健康に深刻な影響を与える可能性がある病気です。一方で、早期に気づいてケアを始めることで、進行を抑え、全身への影響を最小限にできる可能性もあります。今日から口腔内のサインに目を向け、まずはかかりつけ歯科への受診をご検討ください。

参考文献

厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査」

日本歯周病学会「歯周治療と全身の健康」

日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」

厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病とは」

厚生労働省 e-ヘルスネット「口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連」

配信元: Medical DOC

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