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「大人が百日咳」を発症する原因はご存知ですか?感染経路や対処法も解説!【医師監修】

「大人が百日咳」を発症する原因はご存知ですか?感染経路や対処法も解説!【医師監修】

大人が百日咳になったときの対処法

大人が百日咳になったときの対処法

大人でも百日咳が疑われるときは病院に行った方がよいですか?

大人でも、百日咳が疑われる場合には病院への受診を検討します。百日咳は、2週間以上続く咳や発作的な咳が特徴で、風邪や気管支炎と区別がつきにくいことがあります。自己判断で様子をみているあいだに、周囲へ感染が広がることもあります。咳が長引いている場合や、家族や職場に同じような咳の方がいる場合には、早めに受診しましょう。

大人の百日咳の治療法を教えてください

百日咳は、抗菌薬による治療が行われます。主に使われるのはマクロライド系の抗菌薬で、アジスロマイシンやクラリスロマイシンなどが選ばれます。これらの薬は、百日咳菌の増殖を抑えることで、周囲への感染を減らすことを目的としています。発症初期に治療を開始した場合には、症状の進行が抑えられ、咳が軽くなることもあります。一方、咳が長引く段階に入ってから治療を始めた場合には、抗菌薬を服用しても咳がすぐに治まらないことがあります。

大人が百日咳になった場合、仕事を休んだ方がよいですか?

学校保健安全法で出校停止の基準が定められており、百日咳と診断された場合、特有の咳が消失するまで、または抗菌薬による治療を開始してから5日を経過するまでが目安とされています。一方で、大人の百日咳については、出勤停止の決まりはありません。そのため、仕事を休むかどうかは、会社の規定や職場の状況を踏まえて、上司と相談しながら判断します。百日咳は、治療を行わない場合は発症から3週間程度、治療を開始した場合は5日程度で感染力が低下すると考えられており、こうした目安を参考に出勤の再開時期を検討してください。

咳が出ている期間に気を付けた方がよいことを教えてください

咳が続いているあいだは、日常生活での配慮が欠かせません。外出時にはマスクを着用し、咳やくしゃみが出るときにはお口や鼻を覆うようにします。手洗いをこまめに行い、人が集まる場所では距離を意識することも大切です。また、十分な休養と睡眠を確保し、体調の回復を優先します。

編集部まとめ

編集部まとめ

百日咳は子どもの病気という印象がありますが、大人でも発症する感染症です。大人は発熱などの症状がはっきりせず、2週間以上続く咳や発作性の咳だけがみられることもあり、風邪として経過をみてしまう場合があります。しかし、症状が軽く感じられても、周囲へ感染を広げる可能性がある点は見逃せません。大人の百日咳が起こる背景には、乳幼児期に接種したワクチンによる免疫が時間とともに弱まることが関係しています。そのため、過去に接種歴があっても再び感染することがあります。

対処の考え方としては、咳がどれくらい続いているかよりも、感染力のある時期を意識することが大切です。治療を行わない場合は発症から3週間程度、抗菌薬による治療を開始した場合は開始後5日を経過した頃に感染力が低下すると考えられています。大人には明確な出勤停止の決まりはありませんが、会社の規定や上司と相談し、治療の経過や職場環境を踏まえて判断します。咳が長引く場合には、早めに病院へ相談し、周囲への配慮と自身の回復の両立を心がけましょう。

参考文献

『百日咳』(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)

『百日咳』(厚生労働省)

『百日せきワクチン ファクトシート』(厚生労働省)

『百日咳』(愛知県小児科医会)

『IDWR 2025年第22号<注目すべき感染症> 百日咳』(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)

配信元: Medical DOC

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